■代表質問
《質問》東小学校6年 飯塚(いいづか)栞那(かんな)議員
◇暑さ対策について
最近の夏はとても暑くて、学校の登下校や放課後に外で過ごしているときは、熱中症にならないように水分補給をしたり、日陰で休憩をしたり、自分なりに暑さ対策をしていました。そこで、裾野市に提案したいことがあります。市で現在行っているカーボンニュートラルシティの計画のほかに、人がよく通る場所に植樹をしたり、市民への暑さ対策を考えてみたりするのはどうでしょうか。例えば植樹をすれば、私たち人間はもちろん、ほかの生物や動物などの自然環境にも優しいことだと思います。市では何か暑さ対策について考えたり計画したり、実際にやっていることはありますか。市長さん、人にも自然環境にも優しい暑さ対策を考えてください。
《市長答弁》
植樹というすてきなアイデアをありがとうございました。飯塚議員の優しさが伺えました。気候変動への対策としては、夏の暑い日には涼しい場所、また冬の寒いときには暖かい場所を提供できるよう、今年から休憩場所として公共施設の開放を始めました。また、授業中の暑さ対策のため、音楽室や理科室にエアコンを設置することも決まりました。令和7年度中には設置できるようにしていきたいと考えています。
《質問》富岡第一小学校6年 杉本(すぎもと)光(こう)議員
◇裾野市に住んでいる大人も子どもも楽しむことのできる施設を造ることはできませんか
私は、銭湯や温水プールなどの施設を建て、ごみを燃やしたときの熱を銭湯やプールの水を温めることに利用することはできないかと考えました。そのようなことに税金を使う計画はありますか。私がこのように考えたのは、道端にごみが落ちているのが気になり、減らしたいと思ったことがきっかけです。4年生の社会科の授業では、美化センターに行き、大量のごみが出ていることも学習しました。ごみを活用して何かに利用することができれば、道端に落ちているごみが減るのではないかと考えたのです。ごみを有効活用することができる上に、市民が楽しむことができる施設が増えるためこのようなことに税金を使うのはどうかと考えました。
《市長答弁》
裾野市には、ヘルシーパーク裾野や運動公園といった特別な公共施設があり、実は全国を見渡すと特別な公共施設を持っている市は少ないです。特別な公共施設を建てた約30年前の裾野市は、人口も税収も右肩上がりで市のお金にも余裕がありました。現在は人口が減る中で、特別な公共施設を維持することは難しく、毎年たくさんの税金を使って何とか維持しています。市役所がなるべくお金を使わずに、時代に合った公共施設を造る取り組みにもチャレンジをしています。
《質問》千福が丘小学校6年 中島(なかじま)訊吾(とわ)議員
◇千福が丘の今後の計画について
私が住んでいる千福が丘は自然豊かで公園もたくさんあり、穏やかに生活することができて住みやすいですが、不便なところもあります。住む人も減っていて、これからもっと減っていってしまうのではないかと心配です。不便なことの一つは、お店がないことです。高齢者も増えているので坂の下まで車で買い物に行かなければいけないことは大変です。千福が丘小学校でアンケートを取ったところ、お店があった方がいいという児童がほとんどでした。コンビニエンスストアや小さなお店があるといいなという意見でした。私は、お店がない状況は、裾野市都市計画マスタープランにある良好な居住環境とは言えないのではないかと思います。千福が丘がより住みやすくなるために裾野市として考えていることや計画があれば教えてください。
《市長答弁》
昔は、千福が丘地区にもスーパーがありました。現在はマックスバリュさんの協力をいただいて、移動スーパーを始めました。毎週水曜日、中央公園やなかよし公園にトラックがやってきて、買い物ができます。バスルートを検討したり、デジタル技術を活用したりして、豊かな地域にしていきたいと考えています。
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