《特集》子どもミライ議会～すそのの未来予想図(4)

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■代表質問
《質問》西中学校2年　佐藤(さとう)美月(みづき)議員
◇裾野駅の活性化と市をアピールするためのSNSの活用
裾野駅前活性化のために、小中学生の作品などをストリートギャラリーのように展示することを提案します。小中学生の作品を駅前に展示することで、子どもたちの作品を見るために多くの人が駅前を訪れてくれるのではないかと思います。二つ目は、裾野市のよさをアピールするのに、もっとインスタグラムなどの若者がよく見るSNSを活用して情報を発信することです。私は、中学生としてこういうアピールに関わりたいという気持ちがあります。市長さん、ぜひ私のような中学生に裾野市のアピールに関わらせてください。

《市長答弁》
ご提案いただいた小中学生の美術作品などの展示はまちの活性化のために有効な提案と受け止めています。SNSを上手に使ってギャラリー展示の情報を発信し、市民の皆さんが実際に集い、交流することは理想的なにぎわいの事例になるものと考えています。また、市をアピールし裾野のファンを増やすことを目的として佐藤議員からは「裾野市のアピールに関わらせてほしい」というありがたい提案までいただきました。ぜひ力を貸してください。

《質問》深良中学校2年　神戸(かんべ)伶(れい)議員
◇裾野市をどのようなまちに発展させたいと考えて
子どもミライ議会のために学年で意見交換を行いました。意見の多かった一つ目は、使用していない土地や老朽化した建物を崩して、そこに新たな人が集まりやすい施設を建てて、裾野の活性化を促す必要があるということ。二つ目は子どもの遊ぶ場所が少ないという意見です。市の中心地で市民がリラックスできたり、子どもが遊べる公園、バスケットやフットサル、今はやりのスケートボード、キッチンカーが来たりするような施設があるとよいと考えました。現在、多くの児童・生徒は、市内で遊ぶ場所がない環境に満足していません。裾野市を少しでも豊かにするためには、他地域に負けないまちづくりが必要だと考えます。これからのまちづくりについて、市長の考えを教えてください。

《市長答弁》
私は裾野市を「人と企業に選ばれるまち」にしたいと思っています。私も若い世代が集まれる場所をつくりたいと思っていて、民間企業との意見交換なども始めています。スケートボードやキッチンカーなどもすばらしいアイデアだと感じました。もしかしたら、民間企業の方も興味を持ってくださるかもしれません。意見交換の際に、アイデアの一つとして伝えさせていただきたいと思います。

《質問》富岡中学校2年　櫻井(さくらい)真子(まこ)議員
◇小中学校の体育館へのエアコン設置について・市全域における街灯の増設について
市内の小中学校の体育館にエアコンを設置しませんか。特別教室のほかに体育館にもエアコンを設置していただきたいです。私たち中学生以外の方にもメリットがあります。体育館は地域の方々も使用したり、災害での避難所に指定されたりしているので、被災した心細さも少し和らぐかもしれません。二つ目は市内の街灯の数を増やしませんか。特に通学路や車の通りが少ない狭い道などに重点的に設置していただきたいです。この意見は私だけでなく、市民意識調査の報告書やデジタル目安箱の回答の中にも同じような声がありました。市の方針や具体的な整備計画について質問します。

《市長答弁》
体育館は天井が高いので、全体が冷えたり温まったりするためには大規模なお金のかかる工事が必要で、その高額な工事を小中学校14校で実施することを決断するのは難しいところです。避難所内で一時的でも暑さをしのげるよう環境に配慮した整備を進めたいと思います。市民の安心安全を守るのは市役所の大切な仕事です。防犯灯の要望箇所のうち設置できる基準の数はすでに設置しました。ただ、櫻井議員のご指摘を受け、今後も通学路など必要な個所には、防犯灯を整備していきます。