《特集》裾野市市長戦略 取り組みを振り返る(1)

7／26

令和5年度に策定した裾野市市長戦略。重点的な施策を体系立て、現在特に推進をしている事業を市長戦略として掲げています。3年間の策定期間の折り返しを迎える今、取り組みを振り返ります。

◆市長戦略とは
市長戦略は、第5次裾野市総合計画を具体化、明確化した施策を体系化したもので、市役所組織の経営戦略です。
市長戦略は四つの階層で構成されています。一つ目の階層に市政が目指す裾野市の理想像を「人と企業に選ばれるまち」としビジョンに掲げました。
二つ目の階層はミッションです。ミッションにはビジョンを実現するために、裾野市が果たすべき役割として「日本一市民目線の市役所」を掲げました。
三つ目の階層は綱領です。これはミッションを実現するための行動指針で「本質的な課題の特定」「より良い解決策の探求」「小さく始めて、継続的に改善」「新しい挑戦の応援」「コスト意識の徹底」を掲げ、市職員はより良い行政サービスを提供できるよう改善を続けています。そして、四つ目の階層の重点施策には、注力して取り組む施策を柱として定めています。

■市長戦略重点施策　道の駅の整備

▽取り組み
にぎわいの場の創出、道路休憩の場の創出、富士山と富士山の恵みをPRする場の創出を目的として道の駅を整備する予定です。
令和6～7年度で基本計画を策定します。

▽基本方針
01　裾野市に立ち寄り、くつろぎ、思い思いの時間を過ごす道の駅
02　裾野市ならではの自然の恵みを体感する道の駅
03　裾野市の今と未来の暮らしを支える道の駅

○市長戦略　令和4年度末実績
・令和5年度業務着手のため仕様書完成
・関係団体との協議

○令和5年度末実績
・道の駅基本構想案策定
・パブリックコメント開始準備

○令和7年度末目標
・基本計画策定

■市長戦略重点施策　御師公園の整備、公園や緑地の整備
◆(仮称)御師(おし)公園の整備
4つの工区に分け整備をします。令和8年度から工事開始を予定し、まずは令和11年度に図のピンク色の部分の供用開始を目指します。

◆せせらぎ児童公園の拡張整備
芝生の広場を整備します。利用者の遊びの自由度を高めることにより、キッチンカーの出店やイベントの開催など多くの人が楽しめる空間を作ります。すこっぷ(こども家庭センター)と一体活用することで、晴れていれば公園で天気の悪いときはすこっぷで過ごすことができます。

(仮称)御師公園
御師とは参詣者を宿泊させ、案内をする人です。須山地区には富士山巡礼者の宿となった御師住宅が県内で唯一残存しています。

○市長戦略　令和4年度末実績
・専門家による事業検証の実施

○令和5年度末実績
・みどりと公園課の新設
・民間活力導入可能性調査の実施

○令和7年度末実績
・用地買収(御師公園)
・土地の造成と芝張り(せせらぎ児童公園)

■市長戦略重点施策　企業へのプロモーション強化
令和4年度に策定した企業立地方針に基づき企業立地環境整備と事業用地の確保に取り組んでいます。
・(株)アイリスオーヤマと立地協定締結(令和4年度)
・(株)ゼプロチュービング新工場が稼働(令和6年度)