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自治体の皆さまへ

しずおか推しvol.43

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静岡県静岡市 クリエイティブ・コモンズ

■市民の皆さんが安心して登山をするために
消防署は、市民の皆さんの命や財産を守るため、火災現場での消火・救助活動に加えて、平時は火災予防広報や消火栓点検など、“もしも”に備えた活動をしています。
中でも、千代田消防署「しずはた消防隊」は、山岳事故にも対応する市消防局唯一の部隊です。山岳事故の現場へ出動する際は、隊の呼び方も「しずはた山岳救助隊」となります。平時の消防業務に従事しながら、一年を通して山岳事故に対応する訓練も行っています。
静岡市は、山間地の面積が市域の93%を占め、標高3,000m級の山々が連なる「南アルプス」などもあることから、登山者に人気の地域です。近年の登山ブームも重なり、県内外から静岡市を訪れる人が急増しています。そして、その数に比例し、出動要請も年々増加傾向にあります。
登山は多かれ少なかれ、危険やトラブルがつきものです。天気の良い日でも落石や転倒による受傷事故のほか、高山病や脱水症状等の急病になることもあります。天候不良になれば、視界の悪い道で迷うことや、急激な気温の低下による低体温症になることも考えられます。そんな不測の事態に対応するのが山岳救助隊です。
登山の際は決して無理をせず、計画・装備・体調を万全にして、広大で美しい静岡市の山をぜひ楽しんでください。

■「推し」安全・安心の「やま」と「まち」
千代田消防署しずはた消防隊の寺岡颯人(てらおかはやと)です。普段は消火活動をする消防隊員として勤務していますが、いざ山岳事故が発生した際は、山岳救助隊員として救助活動を行います。
私は学生時代に陸上競技をしていたので、脚力には自信があったのですが、山岳事故現場の活動はとても過酷で、はじめは先輩についていくのがやっとでした。そこで、一日も早く一人前の山岳救助隊員になるために、休日にトレイルランニングを始めるなど、山道に慣れる練を重ねました。その甲斐(かい)あって、今では山岳救助隊員としての自信と自覚が持てるようになりました。
私たちは365日いつでも出動できるよう、日頃から厳しい訓練を重ね、常に準備を怠りません。もしもの時は、要請に応じて山へ駆けつけ救助活動にあたります。そんな消防隊員が守る安全・安心な「やま」と「まち」が私の推しです。市民の皆さんの笑顔がこれからもずっと輝くよう、私たちは全力で頑張ります!

問合せ:千代田消防署
【電話】263-1295

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