期間中市役所各庁舎でパネル展を行います
犯罪に遭った人は、犯罪によって傷つけられるだけでなく、事件が解決した後もさまざまな問題を抱えることになります。犯罪被害者が一日も早く平穏な暮らしを取り戻すためには、周囲の人たちが犯罪被害者やその家族などが置かれた状況を理解することが大切です。
■犯罪被害者の抱えるさまざまな問題
犯罪に遭った人やその家族、遺族の皆さんは、命を奪われる、けがをする、物を盗まれるなどの生命・身体・財産上の直接的な被害だけでなく、被害後に生じるさまざまな問題に苦しめられているのです。このような問題は総じて「二次的被害」と言われています。
▽二次的被害
・事件に遭ったことによる精神的ショックや体の不調
・医療費の負担や失職・転職などによる経済的困窮
・捜査や裁判の過程における精神的・時間的負担
・周囲の人々の無責任なうわさ話やマスコミの取材・報道による精神的被害など
被害者の抱える問題の中でも精神的被害は深刻です。犯罪の被害を受けた後は、一種のショック状態が続き、身体にも心にも変調をきたすことが多いものです。これは異常なことではなく、突然の大きなショックを受けた後では、誰にでも起こり得ることです。
▽精神的被害
心理的反応:恐怖感・自責感・不安感・無気力・孤独感・怒り
身体的反応:緊張・動悸(どうき)・不眠・食欲不振
感覚的反応:感情や感覚のマヒ・記憶力や判断力の低下
周囲の人は、犯罪被害者等の心情等を理解するよう努め、責めたり、無理に励ましたりすることなどは避けてください。犯罪被害者等の心の傷の回復には、周囲の人々の理解と共感と支持が大事です。
■犯罪被害者等支援総合案内窓口(生活安全安心課内)
各種支援施策に関する情報の提供や被害者の状況に応じた関係機関・関係団体を紹介します。
【電話】221-1272(月~金曜日・9:00~17:00)
※祝休日・年末年始除く
一人で悩まずに、まずは電話してください
問合せ:生活安全安心課(静岡庁舎新館1階)
【電話】221-1058
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