■澤田和子(さわだかずこ)さん
葵区北部地区民生委員・児童委員
▽誰もが安心して暮らせるまちづくりの一助になれたら
葵区北部地区で民生委員を務める澤田さんにお話を伺いました。
民生委員になったきっかけは?
「地元である井宮北地区の社会福祉協議会事務局で、ボランティアとして長年広報を担当しているので、地域活動に積極的なイメージがあったのか、自治会役員の方から推薦を受けました。生まれ育った地域の役に立てるならと引き受け、6年目になります。」
民生委員の役割とは?
「地域住民の立場に立って相談に応じ、適切な関係機関による支援への〝つなぎ役〞を担っています。例えば、高齢者に気になる変化などがあれば、〝まるけあ〞(※表紙、本紙2ページを参照)につなぎ、そこから各専門機関にバトンをつないでいます。また、地域の子どもを見守り、妊婦や子育て中の方の相談・支援などを行う児童委員も兼ねています。」
具体的な活動を教えてください。
「市の取組として、年に一度、高齢者実態調査を実施していますが、井宮北地区では、年末にも75歳以上のひとり暮らしの方を訪問し、見守っています。縁起物の黒豆甘納豆をお渡ししていて、とても好評です。ほかにも、地域の皆さんの居場所づくりを目的に、毎週土曜日の午前に、〝おじぞーさん〞と題した集いの場を設けるなどしています。活動を通して地域の皆さんに顔を覚えてもらい、声をかけてもらうことが増えました。協力的な仲間にも恵まれ、楽しくやっています。」
最後に、市民の皆さんに一言お願いします。
「誰もが安心して暮らせるまちづくりには、地域のつながりが欠かせません。皆さんも、まずは地域の行事に参加することから始めてみませんか?」
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