市議会9月定例会が9/17(火)~10/15(火)の会期で開かれ、補正予算などが審議・可決されました。
今回の補正予算は、「安全・安心の確保」「地域経済の活性化」「子育て支援・教育の充実」の3つの柱を基に予算を編成しました。
■「安全・安心の確保」
大規模災害時に断水が生じた際の生活用水確保の手段として、自治会等で組織される自主防災組織等による井戸の新設・活用を促進するため、掘削費用の助成等を実施します(995万円)。また、令和6年1月の能登半島地震の影響により、木造住宅の耐震補強工事に対する補助金の申請件数が急増していることから、予算を増額(9,000万円)し、木造住宅の耐震化を促進します。このほか、新型コロナウイルス感染症の予防やまん延防止を図るため、令和6年10月1日から新型コロナワクチンの定期予防接種を実施しています(14億3,357万円)。
■「地域経済の活性化」
温室効果ガス排出量の一層の削減など各種の環境問題への対策強化のため、環境問題の解決に取り組む民間企業を対象に、出資による支援を実施します(9,000万円)。また、清水港周辺エリアの海洋研究・技術開発の拠点化を推進するため、貝島地区の土地利活用に向けた軟弱地盤対策の検討等を実施します(3,540万円)。このほか、青葉シンボルロードにおいて、歩いて楽しいまちづくりを推進するため、歩車道と緑地の一体的な空間利用に向けた実証実験を実施します(1,000万円)。
■「子育て支援・教育の充実」
多様な働き方やライフスタイルに対応した子育て支援を強化するため、就労要件を問わず、時間単位で柔軟に保育を利用できる「こども誰でも通園制度(仮称)」の令和8年度からの本格実施に向けた試行事業を実施します(1,251万円)。このほか、学校への寄附金を活用した学校施設の整備などを実施します(6,000万円)。
■「その他」
外国人留学生の住宅確保に向けた市営住宅の空き室の改修(4,100万円)のほか、児童館の老朽化した空調設備の修繕を実施します(1,990万円)。
この結果、一般会計補正予算の規模は56億3,835万円の増額で、本年度の予算額の累計は、一般会計が3,647億7,963万円、特別会計と企業会計を合わせた総額では、6,973億6,245万円となりました(金額は万円未満切捨て)。
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