市議会2月定例会が2/8(木)から3/19(火)までの会期で開かれ、補正予算などが審議されました。今回の補正予算は、国の補正予算を活用し、「物価高騰対策」、「子育て支援・教育環境の充実」、「防災・減災、国土強靭(きょうじん)化」、「地域経済の活性化」の4つを柱に予算を編成しました。
(1)物価高騰対策
11月補正に引き続き、物価高騰による負担感が大きい低所得世帯を支援するため、住民税均等割のみが課税されている世帯、低所得の子育て世帯、令和6年度に実施予定の定額減税の恩恵を十分に受けられないと見込まれる人等に対して、新たに給付金を支給する(79億5,100万円)ほか、令和6年度における市立小・中学校やこども園等の給食費の値上がり相当分を支援します(3億3,330万円)。
(2)子育て支援・教育環境の充実
子どもたちが安心して教育を受けられる環境を整備するため、市立小・中学校の特別教室の空調設備工事に着手する(12億5,100万円)ほか、和式トイレに抵抗感がある・和式トイレを使えない児童生徒が増えていることから、安心して学校のトイレを使えるよう、トイレの洋式化等を進めます(7億490万円)。
(3)防災・減災、国土強靭化
災害関連情報を一元的に発信する静岡型災害時総合情報サイトを令和7年1月の運用開始に向けて構築する(2億7,000万円)ほか、治水対策や橋りょうの補修、道路の拡幅等を実施します(14億9,092万円)。
(4)地域経済の活性化
南アルプスの自然環境の保全と利活用の好循環を生み出す仕組みづくりを進めるため、旧井川小学校の校舎等を(仮称)南アルプスユネスコエコパーク・ミュージアムとして再整備する(4億円)ほか、清水庵原球場(ちゅ~るスタジアム清水)の夜間照明設備のLED化を実施します(1億9,400万円)。
そのほか、決算見込みに伴う歳入歳出の増減、国県支出金の返還金などを計上した結果、一般会計補正予算の規模は90億3,483万円の増額で、令和5年度の予算額の累計は、一般会計が3,798億3,658万円、特別会計と企業会計を合わせた総額では、7,054億9,498万円となりました(金額は万円未満切捨て)。
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