市議会6月定例会が6/18(火)から7/10(水)までの会期で開かれ、補正予算などが審議・可決されました。今回の補正予算は、「地域経済の活性化」、「文化・スポーツを活(い)かしたまちづくりの推進」、「安全・安心の確保」の3つの柱をもとに予算を編成しました。
■1つ目の柱「地域経済の活性化」
増加する未利用・低利用地や空き家などの社会全体の財産を有効活用し、農地の集約や企業立地用地の創出などを実施する新たな法人を設立します(30億3,900万円)。そのほか、クルーズ客等の外国人観光客のインバウンド消費を地域に取り込むための体験コンテンツの造成等(3,000万円)を行います。
■2つ目の柱「文化・スポーツを活かしたまちづくりの推進」
静岡市民文化会館再整備事業について、物価高騰の影響などにより、予算額と実勢価格が乖離(かいり)していたことから、総事業費を約124億円から約151億円に増額するとともに、公告から入札までの期間を適切に確保して再入札を行うため、事業スケジュールを1年間(令和10年度まで)延長します(△1億600万円)。そのほか、寄附金を活用したIAIスタジアム日本平の設備更新(3,000万円)などを実施します。
■3つ目の柱「安全・安心の確保」
50歳以上の市民を対象に帯状疱疹(たいじょうほうしん)ワクチンの接種費用を助成する(1億4,000万円)ほか、葵区日向の違法盛土について、県と共同して行政代執行を実施する場合に備えて必要な予算を計上(4,000万円)します。
3つの柱以外では、国庫補助金を活用した道路等の社会基盤の整備等(20億6,650万円)を進めます。そのほか、認定こども園・保育所等における職員配置基準の改正に伴う予算の増額(1,276万円)、市立清水桜が丘高等学校におけるデジタル人材の育成(1,000万円)をはじめとした子育て支援・教育の充実などに取り組みます。
この結果、一般会計補正予算の規模は54億228万円の増額で、本年度の予算額の累計は、一般会計が3,591億4,128万円、特別会計と企業会計を合わせた総額では、6,916億6,142万円となりました(金額は万円未満切捨て)。
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