
市議会11月定例会が11/15(金)~12/11(水)、12月臨時会が12/26(木)に開かれ、補正予算などが審議・可決されました。今回の補正予算は、「安全・安心の確保」、「文化・スポーツを活(い)かしたまちづくりの推進」、「地域経済の活性化」、「脱炭素化の推進」の4つを柱に編成しました。
■安全・安心の確保
昨今の台風被害を踏まえ、水災害対策の強化および浸水被害の軽減を図るため、8月の台風10号の際に氾濫した河川に水位計を設置するとともに、河川の排水処理を機動的に行う排水ポンプ車を購入します(9,040万円)。
また、地震など災害発生時の断水等を防止するため、医療機関や避難所など重要施設への水の供給ルートの耐震化などを実施します(債務負担行為8,965万円[水道事業会計])。
■文化・スポーツを活かしたまちづくりの推進
将来を担うこどもや若者が夢を抱き、希望が持てるまちづくりを進めるため、最高峰の屋内プロスポーツや大規模コンサートが開催できるアリーナの整備に向けて、総合的アドバイザリー業務により整備・運営事業者の公募条件や選定基準の設定などを行っていきます(債務負担行為6,600万円)。
また、ちゅ~るスタジアム清水(清水庵原球場)の利用者満足度向上のため、投球スピード測定器を設置します(3,000万円)。
■地域経済の活性化
市内情報系大学等に通う学生の市内就職を促進するとともに、デジタルエンタテインメント産業の集積による市内産業の高度化を図るため、デジタルエンタテインメント企業の本市への進出を支援します(債務負担行為1,200万円)。
また、企業誘致を推進するため、企業が進出を検討する際に必要な情報を一元的に整理し、発信する特設ウェブサイトを構築します(650万円)。
■脱炭素化の推進
温室効果ガス排出量の削減による脱炭素化を推進するため、市有施設の照明設備をLED化します(債務負担行為15億6,760万円)。
その他、若者や子育て世帯などの移住を促進するため、移住者の住宅確保費用を助成します(1,350万円)。さらに、人事委員会勧告に基づく本年度の給与改定に伴い、人件費を追加計上しました(29億5,271万円)。
また、12月臨時会では、国の補正予算の成立を踏まえ、特に物価高の影響を受ける低所得者の生活を早急に支援するため、住民税非課税世帯に対する給付金の支給に要する経費(28億1,200万円)などの予算を計上しました。
この結果、一般会計補正予算の規模は74億7,423万円の増額で、本年度の予算額の累計は、一般会計が3,725億3,786万円、特別会計と企業会計を合わせた総額では、7,055億941万円となりました。
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