〈特集〉瀬戸の宝石 うちの島1 志々島

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■家族の想いでよみがえった「花の島」
◎今月のすてき島人
写真右から
・髙島孝子さん
・息子の直宏さん
・奥さんの千鶴さん
※写真は広報紙2ページをご覧ください。

◯─花畑をつくろうと思ったきっかけは。
(直宏さん)島で最後の花き農家だった父が亡くなり、気を落としていた母を元気づけようとシバザクラ200株を植えたのが始まりでした。そこから少しずつ増やし、今では春になると多くの人が来られます。新聞やメディアに「天空の花畑」として取り上げてもらい、県外の方からの注目も高まっているようです。

◯─花の手入れや管理も大変では。
お金を出せば簡単にできるかもしれませんが、ここは重機も上がれない場所ですので、電気や水道、子どもたちが遊べる木製ブランコも自分たちで整備しました。訪れた人や友人たちに喜んでもらえるだけで満足。体力が続く限り継続していきたいですね。

◯─志々島をどんな島にしたいですか。
今は島に仕事がないので、移住して生活するのは大変です。まずは訪れた人に志々島の良さを知ってもらいたい。特に、志々島出身で今は遠くに住んでいる方や、おじいちゃんおばあちゃんなど自身の家族が島にゆかりのある方に来てもらい、島への想いを強くしてもらえればうれしいですね。環境が整えば、瀬戸内国際芸術祭に参加して島を盛り上げたいですね。

◆天空の花畑・花ごよみ
・シバザクラ(3月中旬～4月中旬)
・きんせんか(3月中旬～4月中旬)
・ネモフィラ(3月中旬～5月中旬)
・マーガレット(4月初旬～5月下旬)
・ナデシコ(4月中旬～5月下旬)
・あじさい(5月中旬～6月初旬)

◆志々島・おすすめコース(一日満喫コース)
・志々島港
↓徒歩20分
・大楠
↓徒歩5分
・楠の倉展望台
↓徒歩20分
・横尾の辻
↓徒歩25分
・天空の花畑
↓徒歩15分
・ヤギさん
↓徒歩5分
・志々島港
※詳細は広報紙3ページの地図をご覧ください。

◯大楠
樹齢1200年以上を誇る志々島のシンボル。夏には周りにウバユリが咲き誇り、幻想的な光景に。

◯楠の倉展望台
大楠のすぐ西側の高台にある、島民手作りの展望台。美しい島々を望めます。

◯横尾の辻
三角点(109m)がある島の最高峰。瀬戸内海の大パノラマが楽しめます。

◯休けい処くすくす
島民や来島者の憩いの場。コーヒーや土産物などを販売しています。不定休。

◇旅ガイド
・急な坂が多いので必ず歩きやすい靴で
・食べ物や飲み物は島へ行く前に準備を
・夏場は虫よけが必須
・島には公衆トイレが一つしかないので、ご注意ください。

・歩きやすい靴
・飲み物
・食べ物
・虫よけスプレー

▽港まで車で来られる方へ
宮の下港周辺に臨時駐車場を用意していますので、そちらに駐車してください。近隣駐車場への駐車はご遠慮ください。
※詳細は広報紙3ページの地図をご覧ください。

◆4月全島カレンダー
◯直島
《第19回エコTシャツアート展》
宮浦港海の駅ギャラリー
4月28日(金)～5月7日(日)

◯伊吹島
《波切不動尊・瀧宮神社の桜まつり》
4月2日(日)(予定)

▼data
志々島(三豊市)
人口：19人
面積：0.74km2

◯アクセス
詫間町の宮の下港から定期船で20分

◯島内の交通手段
徒歩のみ

問い合わせ先：
・三豊市観光交流局
【電話】0875-56-5880
(火曜休館)
・粟島汽船株式会社
【電話】0875-83-3204