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行事育で子育てを楽しもう

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香川県さぬき市

子どもと四季折々の行事を楽しんだり、触れたりすることで、子どものいろいろな力が育つそうです。行事には、家族が笑顔でいてほしいという愛情が込められています。子育てを豊かにする行事の良さを知って実践してみてください。

■行事を楽しむことで育まれる5つの力
(1)根っこになる
人にも栄養分をしっかりと吸収する根っこが必要です。行事育には、文化・愛情・食べ物・知識など、さまざまな“栄養分”が含まれていて、その人の人生を支える力になります。

(2)絆になる
行事には、家族や親戚などの「縦の絆」と、地域や友だち等の「横の絆」をしっかり結び、暮らしの基盤を整える役割があります。
毎年その時期が来るたびに、“思い出ボタン”が押されるように記憶がよみがえってきます。自分が愛されて育ったという思い出は親子の絆を強め、かけがえのない宝になります。

(3)心豊かになる
行事に触れることで風流を解する心や感情を育み、万物への慈しみや思いやりの心も育ちます。日頃私たちを陰で支えてくれている様々な物事(人、自然、先祖等)への感謝や祈りの気持ちが育ちます。道徳心や自尊心の成長も促します。

(4)賢くなる
行事は家や地域の文化を伝えていくものです。行事に親しむうちに歴史やしきたりに触れ、知識が増えます。
行事を行う際に子どもに意味を教えると、表面的なことにとどまらず知恵を育むことができるでしょう。また、挨拶の仕方や言葉遣いなど礼儀作法を身に付ける機会にもなります。

(5)元気になる
「ハレ」…お祭りなど行事がある非日常
「ケ」…毎日の仕事などをこなす日常
平凡な日が続くとパワーが落ちてきてしまいます。そこで「ハレ」の日には行事を楽しみごちそうを食べ、晴着を着るなど気晴らしをして元気になり、「ケ」の日常に戻っていきます。
また、行事にはお供えものをするものが多く、これが行事食として食文化を支えてきました。行事食を用意して家族で食べるだけで、子どもがわくわくするはずです。

◆行事育は子どもの未来につながっていると考え、ぜひ楽しみながら実践してください。それぞれの行事の意味や目的を知ったうえで、家庭でできることを工夫して楽しめるといいですね。(和文化研究家 三浦康子)

問合せ:生涯学習課
【電話】0879-26-9974

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