■原因1 モノが多すぎる
解決法:「今使っている」モノだけを選んで、子どもが管理できる量まで減らしましょう。
分ける時は、子どもと一緒に。でも、決定権は子どもに。モノを減らすことが難しい時は、この箱に入るだけ、大好きなものから10個など、子どもにも分かりやすい基準を作ってあげるとよいですね。
■原因2 収納場所が決まっていない・あっていない収納方法が難しい
解決法:一つ一つのモノに適切な住所を作りましょう。
出し入れが面倒だと感じない場所や方法を探します(使う場所の近くに、棚の上に置くだけ、ふたのない箱に入れるだけなど)。子どもの様子を見たり、意見を聞いたりしながら、見た目の美しさより、子どもが続けられることを目指しましょう。
■原因3 片づけの意味がわかっていない
解決法:「片づける」とはどうすることか、子どもに分かりやすく伝えましょう。
毎日する片づけとは、使ったモノを元の場所に戻すことです。大人は伝えているつもりでも、伝わっていないことは結構あるものです。子どもにわかる言葉、自分で片づけられたという気分になれる言葉を選んで声掛けすると、親子ともに気持ちよく片づけが進みます。
○大人の役割は「子どもが片づけやすい環境を作ること」と、「子どもが自分でできるように手伝うこと」です。まずは親子で一緒に片づけをして、お子さんが難しいと感じていることを見つけてあげてください。
○できないのには、どこかに原因があるはず。それが解決の糸口です。たくさん会話をしながら一緒に片づけした経験は、モノよりももっと大切な思い出になるかもしれませんよ。
(整理収納教育士 わきや さゆり先生)
問合せ:生涯学習課
【電話】0879-26-9974
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