新年のごあいさつ(1)

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さぬき市長
大山　茂樹

明けましておめでとうございます。
市民の皆さんにはお元気で、希望に満ちた令和6年のお正月をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
旧年中は市政に対し、格別のご理解とご協力を賜り、誠に有難うございました。
ご案内のとおり、昨年は、野球やバスケットボール、ラグビーなど、スポーツの話題が多い年でした。
特に、WBCでの「侍ジャパン」の優勝は、日本中が感動しました。大谷選手の大活躍もさることながら、我がさぬき市出身の白井一幸ヘッドコーチの存在も大きかったと思っています。
さらに、日本のプロ野球では、阪神タイガースが、38年ぶりの日本一に輝きました。来年の大阪・関西万博の成功と今後の関西復権につながる契機になればと願っています。
今年は、フランスのパリで、オリンピック・パラリンピックが開催されます。日本選手の活躍で世の中が明るくなることを大いに期待しています。
また、昨年は、地球温暖化の影響もあり、日本各地で台風や大雨の被害が頻発し、近い将来発生が予測されている南海トラフ巨大地震を含めた、自然災害への早急な備えが求められています。ハード・ソフト両面の対応に一層努めてまいります。
なお、3年以上にわたって、日常生活や社会経済活動が多大な影響を受けた、新型コロナウイルス感染症については、感染拡大が収束しつつあると思われますが、ウィズ・コロナ、アフター・コロナの社会において、インフルエンザや新たな感染症等に対して、市民の皆さんの安全と安心が確保できるよう、市としてもその役割を果してまいりたいと考えています。
そうした中、世界に目を向けますと、長期化するロシアによるウクライナへの軍事侵攻をはじめ、イスラエルとパレスチナの対立や北朝鮮の核とミサイルの問題、さらには、米国と中国との覇権争いなど、依然として予断を許さない状況であり、日本を取り巻く外的環境も一段と厳しさを増しています。
現在我が国では、景気は緩やかに回復していると判断されるものの、円安等によりエネルギーや物品の価格高騰が続いているほか、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念等により、日本経済は、依然として不透明な状況が続くものと思われます。
加えて、本市では人口減少対策が喫緊の課題となっており、地方交付税や市税収入等の大幅な減少が見込まれるなかで、極めて厳しい財政状況が続くものと想定されています。
今後、これまで以上に民間活力やデジタル化を活用すること等により、地方創生に向けた取り組みを進め、「量」から「質」への転換を図り、「ひとつ上の質の良さ」を実現してまいります。
結びに、本年が皆さんにとりまして、ますますご健勝でご多幸の年となりますことを心からご祈念申し上げ、新年のごあいさつとします。