■未来に多くの選択肢と新しい価値観を
三豊市長 山下昭史
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、令和6年の輝かしい新春を健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
さて、令和2年1月に新型コロナウイルス感染症が国内で初めて確認されて以降、私たちの日常生活はあらゆる場面で一変しました。
このような中、昨年5月に感染症法上の位置付けが5類に変更されたことで、少しずつ以前のような日常生活や経済活動に戻りつつあります。一方で、このコロナ禍により、全国的に少子高齢化や人口減少が急速に進み、それに伴う社会問題は一層深刻化しており、本市も同様です。
しかしながら、この人口減少や人口構造の変化は、すぐに止めようがありません。とは言え、子どもたちの興味や関心、そして夢や希望を無意識のうちに社会が潰してしまうことは絶対にあってはなりません。
昨今、都市部に比べ人口の少ない地方では、子どもたちが多種多様な情報に触れ、自分がやりたいことにチャレンジできる機会が圧倒的に少なくなっています。
この現状を打破していくためにも、子どもたちがやりたいことや、興味を持ったことにスムーズに取り組むことができる環境が必要です。本市では現在、子どもたちにできるだけ多くの選択肢を用意し、自分の夢や希望に向かって、全力でチャレンジできるよう『放課後改革』として取り組みを進めています。
「三豊だからできない」のではなく「三豊だからできた」、この環境を社会全体で創り上げていくことが私たち大人の責務です。
将来を担う子どもたちがこのまちで自由に夢を育み、自らの人生を切り拓(ひら)いていくために、選択肢を広げ、多様な価値観を養えるよう、子どもたちに寄り添い、全力でサポートしてまいります。
本年も、ここ三豊市で暮らす皆さまが安心感をもって、豊かさや幸せを実感できるまちづくりを引き続き進めてまいりますので、市政運営に対しまして、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、皆さまにとりまして、健康で夢と希望に満ちた素晴らしい一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
■市民に寄り添うより開かれた議会へ
三豊市議会議長 浜口恭行
あけましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、令和6年の新春を健やかにお迎えのことと、お慶び申し上げます。また、日頃より、議会活動ならびに市政全般に対し、ご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
本市での昨年を振り返りますと、11年ぶりとなる新嘗祭献穀田が設置されたことをはじめ、宝山湖ボールパークの完成や国道11号豊中観音寺拡幅4車線開通のほか、陸上・卓球・eスポーツ・簿記・書道など、多くの分野でうれしい市民の活躍がありました。
また、新型コロナウイルス感染症の5類移行後は、各種夏まつりや秋まつりのほか、みとよサイクルロード宝山湖、三豊市うらしまマラソン大会、関東・関西の三豊市ふるさと会など、多くのイベントが4年ぶりに開催されました。
一方、人口減少や少子高齢化、財政運営など、本市においても、引き続きの課題が山積しております。そのため、市議会では、大規模な災害の発生や感染症の流行などの非常時においても、二元代表制の一翼を担う議会の機能維持が図れるよう、これまでの災害対応要綱を見直し、必要となる組織体制や議員の行動基準を定めた市議会業務継続計画(BCP)を新たに策定しました。
また、「市民に寄り添う、より開かれた議会づくり」につながる、議会のデジタル化にも努め、付託議案審査に係る常任委員会のオンライン映像配信のほか、議会報告会の対面型+オンラインでの開催などに取り組んでまいりました。
今後とも、我々市議会は、市民の皆さまのご意見をいただきながら、まちづくりの責任ある意思決定機関として、住民福祉の向上に寄与できるよう、全力を尽くしてまいりますので、本年も引き続き、ご理解とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
結びに、本年が皆さまにとりまして、幸多き一年となりますことを心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
※詳しくは本紙をご覧ください。
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