■歳入
※( )は前年度予算額との比較です
◇第2次総合計画の重点プロジェクト事業に財源を予算化
原油価格・物価高騰により、財政収支の先行きが見通せない状況にあります。しかし、令和6年度の予算編成については、第2次総合計画に掲げる「One MITOYO(ワンミトヨ)~心つながる豊かさ実感都市~」の実現に向け、重点プロジェクトに必要な事業の財源を確保するため、次の4つの取り組みを行います。
(1)新行政改革大綱に掲げる事務事業の見直し
(2)組織機構の見直しおよび最適な人員配置
(3)公共施設の再配置
(4)歳入確保
そして、効果的・効率的で緊急性の高い実現可能な事務事業について予算化しました。
一般会計予算総額は、前年度比32億8千万円、率にして9.6%増の374億5,000万円を計上しました。
【歳入】
歳入予算のうち、使い道が決められていない一般財源として、主なものでは
・市税…76億5,025万円(前年度比▲0.1%)
・地方交付税…113億円(前年度比+1.8%)
・地方譲与税・交付金…22億2,233万9千円(前年度比▲2.7%)
などを計上しています。
また、寄付金については、ふるさと三豊応援寄付金(ふるさと納税)などで、19億9万円(前年度比+81%)を計上しています。
市の「貯金」である基金からの繰入金は、37億2,035万6千円(前年度比+19・7%)を計上しています。
一方、市の「借金」である市債については、豊中地区新設小学校建設事業などで、36億2,360万円(前年度比+40.2%)を計上し、主に合併特例債を活用した資金調達を計画しています。
■歳出
※( )は前年度予算額との比較です
【歳出】
歳出予算のうち義務的経費では、
・人件費…72億8,209万5千円(前年度比+5.9%)
・扶助費…40億5,281万1千円(前年度比+4.3%)
・公債費…35億9,404万6千円(前年度比▲7.1%)
を計上しています。公債費は減となっていますが、給与改定による人件費の増などにより、義務的経費全体が前年度比増となっています。
投資的経費は55億893万3千円(前年度比+41・1%)で、主な事業は、豊中地区新設小学校建設事業や松崎地区就学前施設(仮称)整備事業などです。
その他は、170億1,211万5千円(前年度比+8.8%)で、業務委託や公共施設の維持管理経費、補助金、特別会計や病院事業会計への繰出金などです。
◇特別会計
単位:千円
◇企業会計
単位:千円
※令和6年度から集落排水事業は特別会計から企業会計へ移行しました。
なお、今回の会計方式変更による使用者の皆さんへの影響はありません。
■用語解説
◇歳入
自主財源:市が自主的に収入できる財源(市税、使用料、財産収入など)
依存財源:国や県から交付されたり、割り当てられたりする財源(地方交付税、国庫支出金、県支出金など)
合併特例債:合併した市町村が、新しいまちづくりのための財源として借り入れることができる地方債
◇歳出
義務的経費:その支出が義務付けられ、任意に節約ができない経費(人件費、扶助費、公債費)
投資的経費:道路や施設などの整備に使う経費(普通建設事業費・災害復旧事業費)
その他経費:上記以外の経費(物件費、補助費、積立金など)
問合せ:財政経営課
【電話】73・3010
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