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自治体の皆さまへ

令和6年度 施政方針と予算 多種多様な選択肢があるまちへ(1)

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香川県三豊市

令和6年第1回市議会定例会の初日、山下市長は令和6年度の施政方針を熱く演説しました。

■変化し続ける時代のなかで
元日に発生した令和6年能登半島地震で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々に、謹んで哀悼の意を表します。
改めて、今回の災害は、決して他人事ではなく、明日は我が身であることを思い知らされました。そして、安全・安心に暮らせることこそが生活の土台であり、我々が第一に守るべきは皆さまの命と生活であると、決意を新たにしました。
さて、日常生活や価値観を一変させた新型コロナウイルス感染症が第5類感染症に移行し、徐々に日常に落ち着きとにぎわいが戻りつつあります。今こそ未来に向かって持続・発展するまち、地域の特性や一人ひとりの個性を生かしたまちを実現すべく皆さまと一丸となり、「総力戦」で課題に挑み続ける覚悟です。この根本にあるものは、皆さまが豊かさを実感できるまちであり、それは暮らしの中で多種多様な「選択肢」があることだと考えます。
これを踏まえた上で三豊市第2次総合計画後期基本計画における4つの重点プロジェクトをしっかりと推進します。なお、「健康」、「教育」、「三豊市独自の脱炭素社会」については、特に傾注すべき本市の3本の柱として取り組みます。

■4つの重点プロジェクトと3本柱
◇みとよでスマイル~持続と豊かさ~
暮らしの基礎である「防災、健康福祉、インフラ、産業」などについて取り組みます。耐震基準を満たしていない民間住宅の耐震対策を促進するための補助事業を強化するとともに、耐震診断を受けていただけるよう勧めます。
「健康」では、健康寿命の延伸をめざし、各種がん検診、健康診査の実施や、疾病予防のための特定保健指導による生活習慣の改善、認知症予防や介護予防に取り組みます。
インフラ面では、市の玄関口となるJR高瀬駅のトイレなどの課題解決と交通結節点としての機能強化をめざし、新しい駅舎周辺施設の設計を行います。詫間庁舎周辺では、「市民センター詫間(仮称)」の整備や、讃岐造船所跡地への多目的広場の整備を進めます。
また、人件費や人手不足の問題の中で、人の「移動」を確保するためには、先端技術の導入が必要であると考え、自動運転レベル4に向けた実証実験に挑戦します。
そして、市の基幹産業である農業を持続可能なものにするため、就農者の確保や多様な選択肢の提供、農水産物の高付加価値化と消費拡大の促進に取り組みます。また、薬用作物の産地化推進については、生産組合として自走した運営ができるよう支援し、有機農業の推進については「※オーガニックビレッジ宣言」を行い、有機農業が生産者の選択肢となるよう後押しします。
「三豊市独自の脱炭素社会」の実現に向けては、三豊市カーボンニュートラル推進協議会を設立し、再生可能エネルギーの普及や※カーボンニュートラル実現に向けた教育・啓発活動などを実施し、多角的な対策をします。
新たに、事業者の省エネルギー設備の導入などを支援する補助事業を実施し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みをさらに進めます。

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