妊産婦や子ども、子育て家庭に対する支援を一層充実させるため、子育て支援課内に新たにこども家庭センター「なないろ」を設置しました。
これまでの妊産婦や乳幼児の相談を受ける子育て世代包括支援センター(母子保健)と、支援を必要とする子育て家庭の相談窓口である子ども家庭総合支援拠点(児童福祉)を統合し、より連携・協働を深め、全ての妊産婦、子育て家庭、子どもを対象に切れ目のない支援を行います。
■新たな取り組みを紹介します
◇管理栄養士による個別相談
妊娠を望む女性や妊産婦、乳幼児の保護者からの食事や栄養に関する相談に応じる個別相談を実施します。
◇産後ケア事業の無償化
産後ケアとは、助産師などが育児の支援や心身のケアをサポートすることです。希望者には、サービスを無償で提供します。
◇子育てアプリの導入(夏頃)
母子健康手帳と子育て支援機能を組み合わせた子育てアプリを導入します。
電子母子健康手帳として使えるほか、各種教室のオンライン予約もできます。
◇低所得妊婦の初回受診料を助成
予想外の妊娠や経済的な理由で悩んでいる低所得妊婦に対し、初回産科受診料の一部を助成します。(上限1万円)
◇葉酸サプリメントの配布
妊娠届出を行った妊婦に対して、妊娠中に重要な栄養素である葉酸摂取の啓発のため、希望者には葉酸サプリメントを配布します。
■「なないろ」では妊娠期から継続した相談や支援をしています
◇妊娠前
・不育症治療費助成
・不妊治療費助成
↓
◇妊娠期
・子育てスタートアップ講座
・パパママ教室
・妊娠8カ月相談
・母子健康手帳の交付
↓
◇産後
・子育てなどの悩みを専門職がサポート
・赤ちゃん訪問
・産後ケア事業
↓
◇乳幼児期
・発達個別相談・発達支援教室
・乳幼児健康診査
・予防接種
↓
就学後~18歳頃まで
・巡回相談事業・発達個別相談
・小・中学校、高等学校と連携
※その他の事業は、パンフレットをご覧ください。
■専門員による電話相談、訪問、面接などの相談支援
◇保健師、社会福祉士、児童家庭相談員などが相談に応じます
・妊産婦や家族の相談
・子育て応援サービスの紹介
・子どもの発達に関する相談
・学校生活に関する相談
・思春期相談
・子どもや家族の悩み
・児童虐待、ヤングケアラー(※)、DV(家庭内暴力)などの相談
必要に応じて、児童相談所や関係機関と連携します。
※ヤングケアラー…お手伝いの域を超え、家族の世話、介護、感情面のサポートなどを日常的に行っている18歳未満の子どものこと。
■妊娠期の教室 利用者の声
◇子育てスタートアップ講座
赤ちゃんが産まれてからの1日の流れがイメージできました。他のパパの話も聞けて、貴重な時間になりました。
◇パパママ教室
お産や沐浴(もくよく)のやり方など、知らなかったことを学べました。ママのサポートをするため、1人でもできることを増やしたいです。
◇MAMATOKO(ママトコ)
ヨガで心身ともにリラックスできました。実際に経験豊かな先輩ママや助産師さんのお話が聞けて良かったです。
◇妊娠8カ月相談
入院から産後のことをやさしく説明していただき、不安な感情が少し落ち着き、まずやるべきことが明確になりました。
■子育て支援課フロアにキッズコーナーができました
子どもが、遊びながら楽しく待つことができるスペースを作りました。
手続きや相談の際にご利用ください。
問合せ:こども家庭センター「なないろ」(子育て支援課内)
【電話】73–3016
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