文字サイズ
自治体の皆さまへ

あの美しい石垣をもう一度 57

23/59

香川県丸亀市

■丸亀城南西部石垣の基礎構造(3)
根石の下に敷かれていた胴木(どうぎ)は朽ちることなく、それどころか胴木の周りには木材の良い香りがただよい、まさに「生きている状態」で確認されました。また、三の丸石垣、帯曲輪(おびぐるわ)石垣ともに、角部の深い所ほど胴木の状態が良いことも確認できました。
300年以上の間、胴木がその形を保ち続けるには、常に水に浸かっている環境が必要ということをふまえると、石垣に降った雨水が、石垣角部の深い所(黄色い丸)に集まってくるような水の流れがあるのではないかと推測できます。通常、石垣に降った雨水は、青い矢印のように栗石層を通じて上から下へと排水され、石垣の基底部(一番下)へと流れ込みます。
そしてその水が、石垣角部の深い所へ集まるには、青い破線の矢印方向に流す石垣基底部の構造があるはずです。次号では、この水の流れを生み出す基底部の構造についてご紹介します。

※詳細は本紙12ページまたはPDF版をご覧ください。

問合せ:

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU