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「世界の持続可能な観光地TOP100選」に丸亀市が選出されました

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香川県丸亀市

2023年版「世界の持続可能な観光地TOP100選」の発表が行われ、日本からは10の地域が選出されました。丸亀市は「文化・歴史」のカテゴリーにおいて、初の選出となりました。
この評価を受け、今後、市では民間企業、教育現場、地域住民と連携しながら、「丸亀うちわ」を中心に持続的な観光地域づくりに取り組んでいきます。

◆世界の持続可能な観光地TOP100選
「世界の持続可能な観光地TOP100選(以下、TOP100選)」は、オランダの非営利国際団体「グリーン・デスティネーションズ(※)」がより良い観光地づくりに努力している地域を毎年選出しているものです。
このTOP100選の認証自体は、国際認証の最高位である「GSTC(Global Sustainable Tourism Council)認証」を取得するまでのステップとして6段階に分割された表彰制度の最初のステージにすぎませんが、そこでの選出により、グリーン・デスティネーションズのホームページ上で丸亀うちわの魅力が広く発信されるほか、持続可能な観光地として国際的な認知度向上につながります。

※グリーン・デスティネーションズは、持続可能な観光における国際指標を開発した「グローバル・サスティナブル・ツーリズム協議会(GSTC)」が認定する国際的な認証団体で、観光地向けの表彰・認証制度を運営しています。

▽「持続可能な観光地」とは?
「自然」「文化」「伝統」「そこに暮らす人々」などの地域資源を生かし、旅行者を受け入れ、地域経済を発展させながら、同時に自然環境や文化、伝統を守るという「そこに暮らす人々の未来にも十分に配慮した観光のかたち」です。

■世界に認められた、丸亀市の「歴史を紡ぐ、丸亀うちわニュー・マイスター31」
400年以上の歴史を持つ「丸亀うちわ」は、産業の縮小や後継者不足など様々な問題を抱えています。そこで、市と香川県うちわ協同組合連合会は後継者育成講座を開設し、ニュー・マイスター制度を導入。同講座で丸亀うちわの技術継承に取り組み、修了後3年以上うちわ産業に貢献した人を審査し、「丸亀うちわニュー・マイスター」の称号を与え、様々な仕事を依頼しています。現在は、伝統工芸士を含む31人のマイスターが活躍しています。
今回、マイスターが実演販売やうちわ作り体験などをとおして、観光客などに向けて、丸亀うちわの魅力や同制度をPRすることで、丸亀うちわのファンや後継者候補の確保に成功し、移住者の創出に結びつけられたことが世界的に評価されました。また、うちわの材料である竹の継続的な伐採が、里山の景観維持や竹林の整備にもつながっていること、電気不使用で「涼」を取れるエコな商品や漁網を再利用した商品なども環境面に配慮されているとして評価されました。

同制度について詳しくはこちら(本紙18ページの二次元コードをご参照ください。)

問合せ:産業観光課
【電話】24-8816

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