■今月の新刊 おすすめ本を紹介します
▽『週末の縄文人』 週末縄文人 縄・文(著)/産業編集センター
「現代の道具を使わず、自然にあるものだけで文明を築くこと」を目的にアラサーサラリーマン二人組が、週末限定で縄文時代を生き抜いていくサバイバルエッセイです。火起こしに成功するまでに2か月、土器が出来るまでには2年かかります。縄文生活を経験していく中で、彼らの眠っていた本能が目覚め、感性が磨かれていく過程がリアルに表現されています。
▽『ボクの故郷は戦場になった-樺太の戦争、そしてウクライナへ』 重延 浩(著)/岩波ジュニア新書
ある日突然、平凡な日常が終わりを告げ、戦争が始まる。1945年、南樺太で生まれ育った著者が3歳の時にソ連軍が侵攻を開始しました。札幌に引き上げるまでの3年間で経験した悲惨な戦争体験が、現在のウクライナの姿に重なります。戦争は多くの悲劇を生み、そこには勝者も敗者もない。平和の意味を考えるきっかけになる本です。
▽『チリンのすず』 やなせ たかし(作・絵)/フレーベル館
「アンパンマン」の作者、やなせたかしさんの没後10年を記念して復刻出版された絵本です。初版から45年経ちましたが、この本の問いかけるメッセージは色あせることはありません。母を理不尽に亡くしたひつじが、選んだ道の先に待っていたものは…。この結末以外の選択肢は無かったのか、哀しくも深いお話です。
●中央図書館おはなし会
日時:12月9日(土)午前10時半から
場所:マルタス2階キッズスペース
●綾歌図書館マロンベアおはなし会
日時:12月23日(土)午前10時半から
場所:綾歌図書館多目的室
■12月の休館日
▽中央図書館
日時:11・25・29~31日
問合せ:中央図書館
【電話】22-3746
▽綾歌図書館
日時:4・11・25・29~31日
問合せ:綾歌図書館
【電話】86-5915
▽飯山図書館
日時:4・18・29~31日
問合せ:飯山図書館
【電話】98-2666
図書館HP(本紙27ページの二次元コードをご参照ください。)
※ご紹介している本は、各館で所蔵状況が異なりますので、詳しくは職員にお尋ねください。
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