■丸亀城石垣崩落復旧整備事業復旧方針
昨年までに石垣解体などの工事が完了し、今年はいよいよ石垣を積み上げていく年となります。文化財は先人たちが私たちに日本の歴史、文化を理解するための大事な財産として引き継いでくれたものです。今度は私たちが将来に引き継がなければなりません。本市では、将来においても丸亀城が正しく理解してもらえるよう、今後の復旧方針を以下の通り決定しました。
(1)文化財の修復ならびに災害復旧事業であるため、「崩落前の姿」に復旧することを基本とする
崩落前の測量成果やこれまでの発掘調査成果等を根拠として、目に見える構造だけではなく、栗石、盛土や地中部などの目に見えない内部の構造も復旧します。
(2)復旧方法については伝統工法による復旧を基本とし、遺構の保存及び長期的な石垣の安定性確保のため必要な場合は現代工法を採用する
築石、栗石、盛土で復旧することを基本としますが、崩落の原因でもある大雨等の自然災害時においても、その姿を維持するための現代の技術については必要最小限で取り入れながら復旧します。
(3)復旧する上で工法上安全が確保できない構造等の復旧は行わない
復旧作業に危険が伴うものについては復旧を行いませんが、報告書への記載や、展示をすることで、皆様にお知らせできるようにします。
▽崩落前の姿(断面図)
※詳しくは本紙14ページまたはPDF版をご覧ください。
丸亀城ホームページ・・復旧方針については、さらに細かく定めております。
詳しくは丸亀城ホームページをご覧ください。
(本紙14ページの二次元コードをご参照ください。)
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