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ホッとコラム

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香川県丸亀市

◆インターネットと人権〜インターネットの向こう側にも、必ず人がいます〜
インフルエンザとインフルエンサーは似て非なる言葉ですね。インフルエンザはイタリア語で、「流行性感冒」と訳される感染症のことです。インフルエンサーは英語で、「他者や社会に影響力を持つ人」たちのことです。ラテン語起源で、どちらも「影響・流行」という意味が基本のカタカナ語です。
インフルエンサーの活躍の場であるインターネットを基盤としたサービスは、今や私たちの生活に欠かせないものになっています。情報を調べる、集めることはもとより、メール、音声通信などで人と人とをつなぐためにも活用されています。一方、顔や名前を知られることなく、簡単に情報を発信することができるため、安易に、または確信的に個人情報の無断掲載や差別的な内容の掲載を行うなど、人権侵害につながる事象が発生しています。
2022年8月に内閣府が行なった人権擁護に関する世論調査では、個別の人権問題の中で、「インターネット上の誹謗中傷などの人権侵害に関心がある」と回答した人が53%と一番多く占めました。さらに、インターネットによる人権侵害に関して、「他人を誹謗中傷する情報が掲載されること」、「他人に差別しようとする気持ちを起こさせたり、それを助長したりするような情報が掲載されること」など、8割以上の人がなんらかの人権問題があると回答しています。
一度、インターネットを通じて発信された情報は、発信した人の意図に関わらず、世界中に広まってしまいます。軽い気持ちで掲載したうわさや悪口が、相手を傷つけ、重大な人権侵害につながる場合もあります。
このような人権侵害の加害者にならないために、情報を発信するときはルールやマナーを守ることが大切です。情報を発信する前に、まずは、「真実かどうか」「誰かを傷つけることがないか」など、一呼吸置いて、相手や読み手の気持ちを考えてみましょう。

問合せ:人権課
【電話】24-8811

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