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町長コラム

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香川県土庄町

■島の伝統

5月3日、4年ぶりに小豆島の春の風物詩「肥土山農村歌舞伎」が素晴らしい天候のもと上演されました。
第一幕の「寿式三番叟」には、五穀豊穣とともに舞台幕開けの清めと祝儀を祈る意味があるそうで、軽快でリズミカルな息の合った舞を楽しませていただきました。
第二幕の「子ども歌舞伎」は、皆さんしっかりとした演技の中に可愛らしさが溢れ、おひねりが盛んに飛び交っていました。
第三幕の「仮名手本忠臣蔵六段目寛平切腹場」では、重い話の中にも軽快なアドリブを交えた演技に、舞台と客席が一体となって大盛り上がり。会場からは惜しみない拍手が送られていました。
わりご弁当もいただきました。手間暇かけた料理を作るご苦労を感じながら、丁寧な料理の味を歌舞伎とともに堪能しました。
自治会長のあいさつでは、歌舞伎の存続のために、これまでの運営方法とは違う形を取り入れたとのお話があり、歌舞伎への思い、地域のつながりを絶やさない努力を実感しました。
約半年もの間、準備をされた肥土山自治会の皆様、肥土山農村歌舞伎保存会の皆様、並びに関係者の皆様に敬意を表しますとともに、有意義な時間を過ごさせていただき感謝いたします。
これからも、島の伝統芸能である農村歌舞伎をはじめ、地域の伝統行事をつなげていくため、地域の皆様とともに歩んでまいりますのでよろしくお願いいたします。

岡野能之

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