高知県がリードする太平洋島しょ国との交流
本年7月、3年に一度の「太平洋・島サミット」が東京で開催されました。
この会議にあわせて、太平洋の島しょ国13カ国の首脳らと日本の16道県の知事らが集まって「太平洋島しょ国・日本地方自治体ネットワーク会議」の3回目の会合も開かれ、本県が日本側の代表として議長役を務めました。
本県は明治時代に日本人として初めてミクロネシアに移住した高知市出身の森小弁さんとその子孫のご縁で、同国と長く交流を続けてきた歴史があります。
このため、6年前の「サミット」開催にあわせて、国レベルだけでなく地方自治体との間での交流も強化しようと、高知県やミクロネシア連邦が中心となって、この「ネットワーク会議」の設立を呼びかけたものです。
その後、本県は2019年のラグビー・ワールドカップでの事前合宿を契機として、トンガ王国との間でもスポーツを中心とした交流を続けてきました。
今回のネットワーク会議では、次の3年間も、「保健医療」「スポーツ」「青少年交流」の三分野を中心に各国・地域との人的交流を深めていく方針が確認されました。
会議終了後には、トンガ王国のフアカヴァメイリク首相、ミクロネシア連邦のシミナ大統領がそれぞれ高知を訪れていただきました。
今後も本県は我が国の自治体と太平洋島しょ国の交流の要役として、しっかり汗をかいていきたいと思います。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>