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危機管理室からのお知らせ

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高知県仁淀川町

【「救えるはずの命を救う!」】
▼防災訓練の種類
災害が発生した場合、まずは自分に「スイッチ」を入れることが大切となってきます。これは普段とは違う何かが起こったのだということを自分に言い聞かせ、これからの行動につなげていくという意味です。
訓練には、身体防護訓練、出火防止訓練、初期消火訓練、救出訓練、応急救護訓練などがあります。
今回は、この訓練についてご説明します。

◇〔身体防護訓練〕
声を掛け合い、「地震だ~、身を守れ!」など具体的な指示をしましょう。声を出すことにより、自分自身が気を取り直すとともに、気が動転している人も、その声を聞いてハッとわれに返ることができます。

◇〔出火防止訓練〕
声を掛け合い、「ストーブを消せ!コンロの火を消せ!」など具体的な指示をしましょう。
地震時に起こる火災は、火を使う器具や家具類の転倒落下などによって発生するため、揺れが収まったら落ち着いて火を消しましょう。
行動開始のタイミングは、揺れの大小にかかわらず、まずは身の安全を図り火の始末は揺れが収まってからです。
大きい地震でも激しい揺れは1~2分で収まるといわれており、ストーブは耐震自動消火装置により自動消火され、コンロなどはマイコンメーターが作動し、ガスの供給が止まりますので、揺れている最中に無理に火を消す行動をとることはかえってやけどやけがをする危険があります。

◇〔応急救護訓練〕
傷病者の管理法、止血法、病気やけがに対する応急手当などがあり(保温、体位管理、固定法、心肺蘇生法、搬送法など)、みんながお互いに協力しあって応急救護ができるようになりましょう。

◇〔初期消火訓練〕
万一出火したら、まず消火器やバケツなどの消火用具でぼやのうちに消し止めましょう。大声で隣近所に声をかけ、みんなで協力しあって初期消火に努めますが、炎が目の高さや天井に燃え移りそうな場合は速やかに逃げてください。
・消火バケツのリレー方式には、一列リレーや二列リレーなどがあり、水量はおおむねバケツの50~60%、バケツの手渡しは基本的に右手を使う。(元気に声を出して訓練!)

◇〔救出訓練〕
倒壊家屋などでは、第一にこの建物に何人の方が暮らしていたのかなどの情報が大切であり、その後の捜索時は、ボイスコンタクト(声かけ)とサイレント・タイム(静寂)が重要になってきます。
現場ではさまざまな音により助けを求める声がかき消されることがあります。
救助者数人で並列に間隔を空け声をかけながら進み、大きな声で「誰かいますか?」「何か音を出してください」などの声かけをした後、いったんサイレントタイムをもうけて全員が音に集中するといったものです。
落下物などの下敷きになった人がいたら、地域のみんなで協力しあって救出してください。

問い合わせ:仁淀川町役場総務課 危機管理室
【電話】35-0111
防災アドバイザー 西森 冨士夫

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