■『脳が喜ぶおしゃべりのススメ~認知症やうつの予防~』
皆さんはどれくらいの頻度でお友達や知人とお会いしていますか?
◆おしゃべりしましょう
会話をするときは、脳をたくさん使い、それが脳自体の刺激になります。話を聞いているときには、言葉や話を理解しようとし、話す雰囲気から感情を読み取ろうとしています。話す際には、口や舌を動かすだけでなく、考えを言葉で表現しようとしたり、言葉に感情をこめたり、記憶を引き出してきたりしています。会話はまさに脳をフル回転する作業と言えます。電話やメールでの会話よりも、会って話をする方が顔の表情や服装、匂いなど、脳への情報量が多く刺激を受けるので、お勧めです。
◆心の安定
何げないおしゃべりをしたときに心が晴れて気分が良くなったことや、嫌なことがあっても、誰かに話してしまうとスッキリした、という経験が皆さんにもあると思います。会話にはストレス発散効果があり、会話を通して自分の気持ちを相手に伝え、また人の気持ちを理解することができれば、信頼関係を築けるようになり、心の安定につながります。そして、お友達や知人に会う頻度の多い人の方が、主観的幸福感(自らの生活を幸せと感じるか)が高いといわれています。
コロナ禍から友人や親戚に会う機会が減っている方も多いと思いますが、一歩外に出て、おしゃべりを楽しむ時間を増やすことを心がけてみませんか。
◆~脳が喜ぶおしゃべりのポイント~
○前向きな話でポジティブに
愚痴や悪口ばかりではネガティブな考えや思考につながり、ストレスがかかることも。できるだけ前向きで楽しい会話を心がけましょう。
○新しいこと、知らないことで刺激を与えよう
未知の事柄に出合うと、脳は強い刺激を受けます。初めて会う人、初めて聞くこと、初めて知ることは脳の活性化に役立ちます。新しいこと、始めてみませんか?
○おしゃべりが苦手な人は…
無理をして大勢の人がいる場に出かけてもストレスを感じ逆効果となる場合があります。ご自身が心地よいと感じる範囲で、交流してみるのが良いでしょう。ご近所付き合いなど身近なところから、始めてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ:仁淀川町役場健康福祉課 健康推進係
【電話】35-0888
<この記事についてアンケートにご協力ください。>