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教育委員会だより

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高知県仁淀川町

■小中一貫教育・小中一貫校について〔その5〕

◆小中一貫校の疑問(2)
○行事について
小中学校それぞれに入学式、卒業式を実施します。また、修学旅行も小中学校の両方で行います。
運動会などの行事は、合同で実施することができます。準備から練習、当日の運営まで、それぞれの役割を分担し、協力しながら小学生と中学生が一緒になって活動する場面が見られます。そのほか、始業式や終業式、避難訓練などさまざまな行事を合同で行うことが考えられます。

○教職員の数について
教職員の配置はそれぞれの学級数に応じて教職員数が決まります。また、管理職の人数については、小学校と中学校の校長を兼務する形で校長1人、小学校と中学校それぞれに教頭各1人の体制が考えられます。小学校と中学校が1つの職員室になることで、学校の教職員が一緒に会議をするなど、情報交換や連携をより深めることも可能になります。なお、校長1人体制にすることで加配教員(※1)1人の配置が期待できます。

※1 加配教員とは、小中一貫校への配置のほか、小学校における教科専門的な指導などによる指導方法改善、いじめ・不登校対応などの児童生徒支援、特別支援教育などの加配事項のうち、いずれかの問題に対応するため、「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」に基づき定数配置される教職員に加えて配置される教員のことです。

○部活動について
統合以前と比べて、スポーツ関係では連合チームが解消されたり、部活動の選択肢が広がることが期待できます。また、小学校高学年の部分的な部活動参加など特色ある活動を検討します。

○放課後子ども教室について
統合以前に放課後子ども教室を設置していた地区(池川、森、長者)に放課後子ども教室を設置するよう検討します。また、統合して新しい小学校ができた地区にも放課後子ども教室を設置するよう検討します。

○PTAについて
保護者の皆さまと一緒にどういった組織がよいのか考えていきます。小学校1年生から中学校3年生までの保護者がさまざまな行事や活動に関わることにより、子ども同士の異学年交流だけでなく保護者同士の交流の活性化が見込めます。例えば、中学校の保護者から先々のことを聞くことにより、9年間の見通しをもって家庭教育を充実させるという効果も期待できます。また、小中学校双方に子どもが在籍する保護者が一定数見込まれることから、PTA活動の一体化を図れば保護者負担の軽減につながる側面も生まれてくると思われます。

○統合後の旧校舎などの利用について
放課後子ども教室の利用を含めて、保護者、地域の皆さまの要望を聞きながら検討していきます。

「小中一貫教育・小中一貫校について」は今回が最後の掲載となります。みんなで知恵を出し合い、清流仁淀川と豊かな山々に囲まれた恵みある自然に触れ、神楽や秋葉まつりなど歴史ある文化に親しむことのできる特色ある授業づくり・魅力ある学校づくりを進めていきたいと思います。

問い合わせ:仁淀川町教育委員会
【電話】35-0019

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