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人権コラム ~いじめじゃないと言う勿れ~

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高知県四万十市

今大ヒットしている映画がある。一昨年放送された推理ドラマを映画化したものだ。主人公がその素直な目をとおして「社会の不条理」を淡々と語り、いつの間にか事件を解決するという不思議な展開が多くの人の共感を呼んでいる。
その中で「いじめ」について独特の考えを述べるシーンがある。「いじめを受けて学校に行けなくなっている子どもに、大人たちが『無理に学校に行かなくていいんだよ。』とやさしく言うが、それはおかしい。欧米では、いじめている子どものほうにこそ治療が必要で、相手が苦しんでいることを知っていて、なぜいじめをするのか、徹底的に調べて、心の治療をする。」というものである。いじめられている子どもが学校に行かないのは、単純に、いじめている子がいるからであり、助けてくれない学校があるからだ。
学校や教育委員会が「いじめの事実はなかった。」と言っても、「本人が苦痛を感じている」なら、それは「いじめ」なのだ。彼らは、痛ましい悲劇が起こった時、「二度とこのようなことが起こらぬよう再発防止に努めてまいります。」とよく口にするが、命に「二度」はない。

四万十市人権教育・啓発講師 光内真也

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