■帰国して感じた最近の中国
四万十市国際交流員 蒋 潔程(ショウ ケツテイ)
10月に2週間程度中国に帰国しました。今年の中国は気温が高く、例年9月に咲くキンモクセイが10月に開花しており、子どものころによくかいだ懐かしい香りが漂っていました。今回はそんな中国で感じたことをお伝えしたいと思います。
現在、中国の若者の間では、スタンダップコメディーが流行しています。スタンダップコメディーは、演者が一人でマイクを持ち、観客に向かって社会風刺やユーモアなどさまざまな話題について語る、欧米発祥のコメディーです。近年、中国ではスタンダップコメディーを扱うバラエティー番組が増え、人気が急上昇しています。仕事や恋愛、家族などに関するテーマが多く、同じような悩みを抱える若者たちが共感して楽しんでいます。私も帰国中にスタンダップコメディーの公演を2回見に行き、終始笑いが止まらない時間を過ごしてきました。
また、中国では日本の漫才形式をまねた中国人の漫才師がお笑い番組で1位をとったことにより、多くの漫才ファンが生まれていたことも帰国して初めて知ったことの一つです。
そのほかにも街中を歩いて感じたのは、以前帰国した時より電気自動車が増えているということです。中国では、電気自動車のナンバープレートは緑色であるため、一目で分かります。需要にあわせてショッピングモールの駐車場やガソリンスタンドには充電スポットが多く設置されており、電気自動車が簡単に充電できるようになっていました。
電気自動車を利用している友人によると、車種にもよりますが、50元(約1000円)でフル充電でき、200kmから400km走行できるそうです。中国のガソリン代は日本と同じくらい高いため、うらやましく思いました。
最後に、日本と比べて野菜や果物が安いことに驚きました。私の大好きなマンゴーが200円で買うことができ、メロンも一玉1000円で手に入ります。中国にいるころは当たり前でしたが、あらためて安いと感じ、中国にいる間にいろいろな果物を食べました。
今回の帰国中、中国国内を旅行しました。興味がある方は、ぜひ12月の中国語サロンでお会いしましょう!
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