■土佐市の水道水は安全ですか?
〜水道水中の有機フッ素化合物(PFAS)について〜
市では令和6年度から市内すべての水源地を対象に検査を実施しています。
市におけるPFOS、PFOAの検出状況については、検査の結果、暫定目標値を下回っており、安全性を確認しています。
(暫定目標値の10分の1に相当する5ng/Lまで測定し、5ng/L未満でした。)
Q.有機フッ素化合物とは?
A.炭素とフッ素の結合をもつ有機化合物で、その総称をPFASと呼んでおり、1万種類以上の物質があるとされています。
Q.PFASの影響とは?
A.PFASのなかでもPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は環境や食物連鎖を通じて人の健康や動植物の生息・生育に影響を及ぼす可能性が指摘されています。人においては、コレステロール値の上昇、発がん、免疫などの関連が報告されています。しかし、どの程度の量が身体に入ると影響がでるのかについては、いまだ確定的な知見がなく、国際的な様々な知見に基づく検討が進められています。国内の水道水においては厚生労働省が「PFOSおよびPFOA」を水質目標管理設定項目に位置づけ、暫定目標値をPFOS、PFOA合算で50ng/L(1リットルあたり50ナノグラム※)以下と定めています。
※暫定目標値(50ng/ℓ)は、科学的知見にもとづき、体重50kgの人が水を一生涯にわたって毎日2リットル飲んだとしても、この濃度以下であれば健康に悪影響がないと考えられる水準です。1ng/ℓ(ナノグラム・パー・リットル)とは、水1リットル中に10億分の1グラムのことで、東京ドーム1個分の容積(120万立方メートル)に塩ひとつまみ(1.2g)が含まれている量に相当します。
Q.今後はどうなる?
A.有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)については、引き続き検査を実施していきます。今後も水源および水道水の水質監視を行い、安全で良質な水道水をお届けします。
問合せ:市水道局
【電話】852-7695
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