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多文化共生ってなんだろう?便り(5) SPECIAL

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高知県土佐市

連載第5回では、10月に実施された宇佐小学校での、地域で働く外国の人たちを招待した交流授業のレポートとともに、現在市が取り組んでいる「多文化共生」に関わる事業をまとめてご紹介します。
急増する外国人市民と、地域との共生を目指して進められている取組を知っていただきながら、誰もがそれぞれの人らしく暮らせる地域づくりにぜひご参加ください!

■市の多文化共生プランづくり
これからの土佐市の多文化共生事業の道筋をつくるために、「多文化共生プラン」を策定中です。市民の皆さんと意見交換をしながら、さまざまな方が主体となり、多文化共生社会を目指すプランを検討しています。

■多言語での情報発信
日本語でのコミュニケーションが難しい方へ、より正確な情報を伝えるために、ゴミの分別情報や、ハザードマップを多言化して情報発信を行なっています。

■災害時の通訳派遣協定
市は、株式会社土佐電子及び、技能実習生らを受け入れている土佐ふれあい協同組合と、災害時に外国人市民に正確な情報を伝えるために、ベトナム語、インドネシア語などの通訳の派遣協定を結んでいます。

■外国人と地域住民の共同防災訓練
外国人と地域の自主防災組織の人々が、共同で行う防災訓練を今年度から実施しています。地震に馴染みのない外国人への啓発とともに、普段交流のない人たちが出会うきっかけとなることを目指しています。
協力:宇佐町自主防災組織連絡協議会、とさし日本語サロン、NPO法人プラスアーツ

■とさし日本語サロン
ボランティアの方々が中心となり開催されている日本語サロンでは、外国人市民の日本語学習をサポートしながら、互いに楽しく交流する機会をつくっています。

■小学校での交流授業
10月3日に、宇佐小学校にて国際交流授業が行われました。当日は、8人の外国人市民(ベトナム、インドネシア、カンボジアから)と5年生の児童が参加。
児童たちは、グループに分かれて外国人市民にインタビューをして、出身国の文化や個人的な趣味などを聞き取りました。給食では、ベトナムの「フォー」とインドネシアの「ナシゴレン」が登場!皆で新しい食文化を体験しました。
協力:株式会社土佐電子、株式会社MORITA家

・大きくなった時の夢や、好きなアニメや食べ物、土佐市内での好きな場所について話をしました。日本の小学生と話したことはほとんどなかったのですが、いろいろな質問をしてくれて仲良くなれました!
・「おやすみなさい」はカンボジアではなんと言うの?と聞かれ、クメール語で書いて説明をしました。カンボジアの小学校では昼食がなく、日本とは違う部分が多いです。5年生のみなさんは自信に満ちていて、とてもかわいかったです。
・楽しかった!今日来てくれた人と、また道で会ったら話しかけたい。
・英語じゃなくて、日本語でお話しできた!

この記事を書いた人:地域おこし協力隊 阿部航太+阿部美香(国際交流ミッション3年目)

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