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3月定例市議会(2)

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高知県土佐市

■とさでん交通株式会社が運行する宇佐中島線の10月以降の運行予定
宇佐中島線については、とさでん交通株式会社から平成30年9月25日付の書面にて退出の意向が示されています。全国的な傾向であるバス乗務員不足が主な退出の理由となっていますが、利用者への影響や、退出後の移動手段について土佐市地域公共交通会議をはじめ、沿線地区の皆様と検討する必要もあり、令和4年3月に策定した土佐市地域公共交通計画の基本方針において、宇佐線の再編を位置づけ、取り組んできました。令和5年2月には沿線地区への説明会の開催、5月には土佐市地域公共交通会議で協議、またホームページや広報においても、バス路線の再編に関するお知らせを行い、様々なご意見をお寄せいただいています。
「乗換バス停留所は雨や風を防げ、利便性の良い停留所を希望」や中島地区周辺の主要施設である「サニーマート高岡店にバスターミナルの設置など市民の利便性を含め考えてはどうか」などのご意見もあったことから、サニーマート高岡店ならびに本部と協議を行い、2月27日付で土地使用覚書を締結し、サニーマート高岡店敷地内での乗降について、ご協力をいただけることとなっています。
なお、令和6年10月以降も、現在とさでん交通が運行している平日10便、土日祝日7便を維持して運行する方向で調整をしていますが、最終の運行方法や時刻については、引き続き関係機関との協議が必要となります。とさでん交通の10月以降の時刻表の改定にあわせ、また運行事業者とも協議しながら、現在のサービス維持を目指して取り組んでいきます。

■高病原性鳥インフルエンザの発生経過
昨年12月20日に波介川沿いで発見されたヒドリガモの死亡野鳥は、当日の簡易検査で鳥インフルエンザの陽性と確認され、同月27日、国立環境研究所の遺伝子検査において、今年度国内80例目の高病原性鳥インフルエンザの陽性と判定されたところです。12月20日から発生地の半径10キロメートル以内の区域が、野鳥監視重点区域に指定され、本市猟友会の皆様や日本野鳥の会高知支部の皆様の巡視、巡回によるご協力もいただきながら、その後新たな検体の発生はなく、本年1月17日24時をもって野鳥監視重点区域の指定が解除されています。
これまで、全国では渡り鳥を中心に発生が確認されており、例年県内で渡り鳥が確認されています5月連休までは監視強化に努める必要があることから、市内での死亡野鳥を発見されましたら、本市担当課にご連絡いただくなど、引き続きご協力をお願いします。

■社会福祉法人土佐市社会福祉事業団
高齢者部門においては、本年度は、新型コロナウイルス感染症の分類変更に伴い、感染症の対応基準が変わり、利用者の方やご家族の方に対し最大限安全を確保したうえで、できる限り面会制限の緩和や施設内での活動の質の向上に努めたとのことです。なお、昨年発生しました高齢者虐待以後、職員の資質向上と信頼される施設運営を目指し、日々の業務の実施体制の見直しや各種研修を充実させる対策を実施しており、来年度も引き続き対応していくこととしています。
保育部門においても、本年度は新型コロナウイルス感染症の分類変更に伴い、可能な限り各種催しの開催に努めたとのことです。また、10園での運営の中での課題把握に努め、気づきや改善点を精査し、来年度の保育運営にフィードバックすることで、地域における信頼ある児童福祉施設として役割を果たせるように取り組んでいくこととしています。
なお、予算については、本議会に提出しています土佐市の令和6年度当初予算に委託料を計上しています。
職員採用については、介護福祉士2名、理学療法士1名、作業療法士1名、保育士3名、看護師1名、事務職2名を採用内定者として決定していますが、高齢者部門、保育部門両部門ともに、市民ニーズに対応した質の高いサービスの提供を行うためには人材確保が急務であり、派遣会社、人材紹介なども含めた対応を検討することとしています。
事業団の当初予算は、全体で収入・支出ともに16億6,945万6千円となっています。

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