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ちかちゃんの営農指導員だより

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高知県土佐町

土佐町 農畜林振興課
営農指導員 千頭健司

◆野菜作りの基本について
(1)土づくり
1.野菜づくりに必要な土の養分とPHとは
野菜類の生育には炭素、酸素、水素、窒素、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、イオウの9つの多量必須要素と・ホウ素・鉄・モリブデン・亜鉛・銅・塩素の7つの微量必須要素などが不可欠です。
野菜の種類ごとに、生育に好ましいPHが異なり、適正なPHの土づくりを行います。PH7を中心に、値が小さいほど酸性の性質が強く、値が大きいほどアルカリ性の性質が強くなります。

※1平方メートルの面積を10cmの深さまで耕す場合、苦土石灰・有機石灰(カキガラ)150g施すと、酸度が「1」上がります。土の深さを20cmにすると、2倍の量が必要です。

○安定して品質の良い野菜を継続して収穫するには、十分な有機物を土に混ぜ込み(良い土)の状態にする必要があります。
有機物が微生物の働きで細かい土粒同士が結びつきます(団粒化)団粒化すると、土の隙間が多くなって、通気性、排水性がよくなり根にとって環境がよくなります。
化学肥料や配合肥料を施せば、短期間なら野菜を収穫できますが、有機物の施用がないと、土はだんだん痩せて生育が悪くなり、収量と品質が低下していきます。

(2)肥料の種類と特徴
▽窒素
植物を大きく成長させる養分。特に葉を大きくするために、葉肥(はごえ)と言われる。多すぎると徒長して軟弱になり、病害虫に侵されやすくなる。

▽リン酸
花肥(はなこえ)や実肥(みごえ)と言われ、開花や結実に不可欠の養分。多すぎると鉄(Fe)マグネシウム(Mg)亜鉛(Zn)を欠乏させ、足りないと発育不良から開花や結実の遅れなど品質や収量の低下がみられる。

▽カリ(カリウム)
主に根の発育に関係するので、根肥(ねごえ)と言われる。水溶性のため流亡しやすいため、少しずつ追肥にすると効果がある。

◆ミニ情報(要素欠乏による果菜類の症状)
・きゅうり…石灰不足は、葉の周縁が黄色くなる。久土不足は、葉脈間が黄色くなる。
・トマト…石灰不足は、葉縁部が黄色くなり、4段以降の果実に尻腐病が発生する。苦土不足は、葉脈間が黄色くなる。
・ネギ…窒素不足は、下葉の先から枯れはじめ、葉色が薄くなる。リン酸不足は、葉は濃緑で生育しない。
・カブ…カリ不足は下葉の葉縁が黄色くなる。
・ダイコン…石灰不足は葉縁が黄色くなる。ホウ素不足は、サメ肌ダイコンや赤しん症がおこる。

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