農畜林振興課 営農指導員 千頭健司
◆直販で野菜を販売して元気になりませんか?
家庭菜園で食べきれない野菜を直販店に販売しませんか。
興味のある方がいれば、地区へ出向いて栽培及び販売についての講習会を開催します。(地区単位で申し込み可能)
連絡先:農畜林振興課
【電話】82-0484
◆畑の管理について
1.野菜にとって最適な土の条件について
(1)物理性…土の構造、通気性・排水性(水はけ)、保水性(水持ち)
(2)化学性…pH(酸度性)、肥料分(適正量)
(3)生物性…生物の多様性(ミミズや微生物)、堆肥や落ち葉(腐葉土など)
2.畑の土壌改良資材について
・土壌改良資材「消石灰」と「苦土石灰」との違いについて
(1)石灰の使用目的は酸度調整です。大半の植物は弱酸性から中性が適しています。土壌は雨などで徐々に酸性になっていきます。
石灰類を混ぜることにより土壌を中和してくれます。アルカリ成分が特に高いのが消石灰です。苗を植える2週間前に土壌に撒きます。肥料分と同時に入れるとアンモニアガスが発生するので、肥料分は消石灰の1週間後に入れます。
(2)苦土石灰は(消石灰+マグネシウム)を含む石灰のことを言います。消石灰に比べ中和反応が穏やかなため、肥料分をすぐ混ぜてもあまり問題はありません。苗の植え付けまで数日置いた方が良いですが、すぐ植え付けしても問題はありません。
(3)有機石灰はカルシウムを多く含んだ貝殻や骨を主原料として製造され、主に土壌の酸性を中和し、カルシウムを供給して肥沃さを向上させます。土壌を穏やかに中和させ、アンモニアガスなどもほとんど発生しないため、施肥と同時に他の肥料を使用したり、植物を植えたり、種をまいたりすることができます。
・石灰をまいた後は、土になじませるために、1~2週間放置してください。
・苦土石灰を使う場合、1平方メートルあたり100gまくとph値は約0.5あがります。この数値を目安に、まく量を調節しましょう。
土壌の酸度はph6.0~6.5を目安に
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