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自治体の皆さまへ

年頭のご挨拶

2/22

高知県土佐町

◆土佐町長 和田 守也
新年おめでとうございます。町民の皆様方におかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、町政運営について皆様の温かいご理解とご支援を賜り厚くお礼申しあげます。
さて、新年を迎え今年こそはコロナ禍も明けて災害もない活気ある豊かな年にと願っておりましたが、元日に石川県能登半島地方を震源とした能登半島地震が発生し多くの方が犠牲となり、また被災されました。犠牲となられた方々や被災された方々にお悔やみとお見舞い申し上げます。
今回の地震被害状況を見てみますと、家屋の倒壊による犠牲者が多く見られることから建物の耐震対策の重要性を改めて感じたところです。町も耐震対策には特に力を入れており、耐震改修費用につきましても、町民の皆様の負担軽減のため補助限度額1,525千円までは無償としております。昭和56年以前に建築された家屋であれば対象となりますのでぜひ検討をお願いいたします。
町としても今回の地震の状況を考えたとき、近い将来来るであろうと予測されます南海トラフ地震に対して、町の防災対策を強化する必要があると思っております。
それでは令和6年の年頭にあたりご挨拶を申し上げます。
昨年を少し振り返りますと、4年ほど続きました新型コロナウイルス感染症でございますが5月に感染症分類が2類から5類に引き下げられまして、町の賑わいもコロナ禍の前に戻ったように感じております。また、コロナ禍で中止をしておりました、地域の納涼祭も復活し多くの来場者で賑わっておりましたし、町のイベントの産業文化祭ややまびこカーニバル、商工祭りや肉フェスティバルも開催されるなど町に活気が戻ってまいりました。
本年は、その勢いをもっと高めて活力のあるまちづくりに努めていきたいと考えております。
本年度は、懸案でございましたみつば保育園の建て替え工事が始まります。
現在、仮園舎の工事を発注しており、今年の5月には完成する予定でございます。完成後には一時期ではございますが、仮園舎での保育がスタートいたします。
みつば保育園完成後は、仮設園舎は町立図書館として活用する予定でございますが、町立図書館としての機能発揮させるために、図書館のありかた検討委員会を立ち上げて利用促進に向けて努めていきたいと考えております。
常盤橋の架け替えでございますが、現在詳細設計を行っておりまして、本年度は用地取得に着手したいと考えております。
また、本年10月からは新しい町の地域公共交通網がスタートする年であり、チョイソコ土佐町を使った有償運行を実施いたします。
その他、新たな取り組みとして、帯状疱疹ワクチンの助成や補聴器の助成、子どものインフルエンザ接種の助成をはじめ昨年に引き続き高齢者福祉の充実、脱炭素社会への取り組み、第7次振興計画やSDGs未来都市の具体的な施策の実行、持続可能な農畜林の取り組み、集落の活性化、湖の駅を中心とした自然体験型観光の推進、スポーツコミッションを軸とした地域スポーツの振興、集落活動センターの機能強化等を推進していきたいと考えております。
そして、振興計画のテーマである「誰一人取り残さない持続可能なまちづくり」の取り組みを通じて、町民の皆様が安心して住み続けることができる土佐町をつくっていきます。
今年は、コロナ禍の前のように穏やかで活気あふれる土佐町になることを心より願うとともに、町民の皆様におかれましては、健康には十分気を付けていただき町政発展のためより一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして年頭のご挨拶といたします。

◆土佐町議会議長 和田 賢二
新年あけましておめでとうございます。町民の皆様におかれましては輝かしい令和6年辰年の新春をお迎えのことと存じます。心よりお慶びを申し上げますとともに、常日頃からの議会に対します、ご理解ご協力に感謝申し上げます。また、昨年はコロナのために4年ぶりの開催となりました議会報告会にご協力いただき誠にありがとうございました。議会を代表して一言新年の挨拶をさせていただきます。
振り返ってみますと、昨年は温暖化による7月の猛暑、8月の長雨や9月の残暑等もはや地球沸騰化時代という言葉さえ聞かれるようになってまいりまして全国各地におきましては、線状降水帯や停滞する低気圧による豪雨で甚大な被害にあわれましたが、土佐町にとりましては比較的被害が少なく幸運でありました。年頭に当たり今年1年が平穏な年であることを何よりも願うばかりであります。
さて、3年半にも及ぶ猛威をふるってまいりましたコロナも、昨年5月には分類が5類へと移行されました。とはいえコロナがなくなったわけではなく日々の感染症対策が必要であります。
さて今年前半は懸案の、みつば保育園仮園舎が基礎工事も終わり、4月の完成に向け順調に進捗することを、ひたすら期待いたします。5月の引っ越し後は環境は変わりますが、園児の皆さんは保育士のあたたかい愛情のもと、元気にすくすくと成長されることを願っております。「子どもたちは宝」であります。ここ数年間、合計特殊出生率が1.8%をキープしており持続可能な町として大変悦ばしいことであります。引き続き今年は令和8年の本園舎新築に向けての、取り壊しや敷地造成、設計へと始動すると思われます。今後数年間は多額の予算を伴う常盤橋の架け替えや、柚ノ木橋の改修等、大型公共事業が実施されます。忘れてならないのは、迫りくる南海トラフ大地震への備え防災・減災対策であります。そのためにも地域の生活と産業を支える主要幹線道路(高知本山線樫山トンネル・国道439号・高知伊予三島線)の改良促進は喫緊の課題でもあります。
いよいよ今年は、早明浦ダム再生事業も本体工事も始まり工事用車両も増加してまいります。地域の交通安全対策には万全を期してもらわなければなりません。
さて、日本は生活にとって大事な食料とエネルギーを外国に依存しており構造的な弱点となっております。このことが国民の最大関心事であり死活的な、物価高騰問題を招いております。国政上の課題であることはいうまでもありませんが、自治体が町民の「くらしと福祉・健康をまもる」役割を果たすためにも、議会といたしましても重要課題と考え取り組んでまいります。
結びになりますが町民の皆様の今年一年のご多幸とご健勝を心からご祈念申し上げ新年の挨拶とさせていただきます。

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