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自治体の皆さまへ

寿春(1)

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高知県日高村

◆新年あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします

戸梶眞幸(日高村長)

新年明けましておめでとうございます。
村民の皆様におかれましては、希望に満ちた新春を健やかに迎えられたことと、心からお慶び申し上げます。
昨年中は村政運営にあたり、皆様方のご理解とご支援ご協力を賜り心より感謝申し上げます。昨年は新型コロナウイルス感染やロシアのウクライナへの侵攻などによる燃料費や物価高騰などの経済対策に翻弄され、日常生活への大きな影響が出た1年であったと思います。新型コロナウイルスも5類の位置付けとなり、一定落ち着いた状態で推移はしていますが、完全終息には至っていない状態です。今後もインフルエンザと同様に毎年の予防接種が必要となります。
その対策として、昨年に引き続き国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、村内事業所への持続化補助金などの支援、農業資材高騰対策補助金、福祉事業所物価高騰対策給付金や、非課税世帯や子育て世帯物価高騰対策給付金、大学生等支援給付金など住民や事業所などの支援に取り組みました。
新日下川放水路がいよいよ完成の運びとなり本年には完成式典が開催される運びとなりました。昨年も各地で大雨による災害が発生していましたが、日高村では大きな災害は幸いなことに発生しませんでした。台風による大雨も心配されましたが、国による新日下川放水路の完成前通水のおかげで、大過なくやり過ごすことができました。排水能力の高さに大きな安心感を覚えたものです。昨今の豪雨を考えますと油断することなく備えなければならないと考えるところです。昨年1月1日から施行しています、水害に強いまちづくり条例や災害危険区域の指定等に関する条例を村民の皆様の理解を受け実効あるものとしなければならないと改めて考えるものです。
本年も昨年と同様に、デジタル化の推進を図っていかなければならないと考えています。業務の効率化や村民生活の利便性の向上など、デジタルの活用によるメリットは大なるものがありますが、まだまだ浸透していない状況があり、「村まるごとデジタル化事業」の活用によりデジタルデバイド層の解消を図るとともに、村が設立した一般社団法人まるごとデジタルを活用し、デジタル化の推進や地域住民の生活の質向上に向けた取り組みを進めていきます。
近年地球温暖化が原因とみられる気候変動の影響により台風の巨大化、集中豪雨などの自然災害が頻発化しています。水との闘いを繰り返してきた村として、これ以上降水量が増加することは、ハード対策だけでは対応できない事態が想定されます。そのため国や県が目指す「2050カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」に賛同し宣言を行い、日高村地域再生エネ導入戦略に基づいて計画を立てました。また国の脱炭素先行地域づくり事業の指定を受け今後5年間で脱炭素に向けた事業に取り組んでいきます。
本年も村民の皆様には、温かいご支援・ご協力をお願い申し上げますとともに、村民の皆様のご健勝ご多幸を心よりご祈念申し上げまして年始のご挨拶とさせていただきます。

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