寿春(2)

2／20

尾﨑政廣(日高村議会議長)

新年あけましておめでとうございます。
村民の皆様方におかれましては、健やかな新春をお迎えのことと存じます。日高村議会を代表し、心よりお慶び申し上げます。
旧年中は、日高村議会に対しご理解とご協力を賜り、心から感謝を申し上げます。
さて、新型コロナウイルス感染症においては、昨年の5月に感染症法上5類に移行し、様々な制約や行動制限等が緩和され、社会経済活動が徐々にコロナ禍前の状態に戻りつつあります。また、ロシアによるウクライナ侵攻の影響により、原油価格の高騰や物価高騰を受け、村民の生活に深刻な状況が続いており、引き続き地域経済の回復に向けた対策を村行政とともに取り組んでいかなければならないと考えております。
昨年6月1日から運用を開始した新日下川放水路が、本年に完成し、村の最重要課題でありました水との闘いの歴史を乗り越え、インフラ施設を新たな観光資源として活用するインフラツーリズムを展開し、地域の活性化を図るとともに、次世代に水害の歴史を語りつなげていくことが大切であると考えております。
また、今後発生が予想されています南海トラフ地震や台風、豪雨等の自然災害への対応、交通安全・交通混雑等を考えるとき、安全安心して暮らせる村づくりのために、高知西バイパイスの延伸が重要であり、早期実現に向けて取り組んでいきたいと思います。
村議会においては、村民の皆様との信頼を高め、開かれた議会を目指し、各種団体と意見交換を実施しました。意見交換会を通じて、地域のニーズや意見・要望を聴取することができました。さらに情報を共有する中で、地域の課題を解決する効果的な政策の実現に向けて、議会改革の一環として継続してまいります。
新たな年を迎え、議会といたしましては、村民の代表機関として適切な役割を果たすため、村民の皆様の声や要望を正しく受け止め、議員自らが日々研さんし、資質向上に努めるとともに、議会の活性化、機能強化に向けて、議会活動に全力で取り組む所存でございます。
本年度も日高村議会へのご理解、ご協力をお願い申し上げますとともに、村民の皆様方にとりまして、大きく飛躍する年となり、明るい1年となりますように、議員一同、心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。