■ヒナシャジン(キキョウ科)
10月、横倉山の石灰岩地では、とある繊細な植物が花をつけはじめます。
白色で、釣鐘のような形をした花を風に揺らすこの植物は名をヒナシャジンといいます。岩場などでは垂れ下がるような形で生育します。横倉山でみられるものはほとんどがこのような姿ですが、別の生息地などでは草地で立ち上がって生育する姿が見られるそうです。
ヒナシャジンは横倉山で牧野富太郎博士によって発見された植物で、学名も牧野博士が発表しました。その学名は今も変わらず使われているそうです。博士の功績を今に伝える植物の一つです。
お問い合わせ先:横倉山自然の森博物館
【電話】26-1060
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