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9月定例会 町長からの行政報告(要旨)

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高知県越知町

9月8日~13日まで町議会9月定例会が開かれ「土木行政」「観光振興」「ふるさと納税」などの行政報告を行いました。

■町長のひとこと
NHK朝ドラに、9月7日・8日と久しぶりに横倉山が登場しました。良い脚本で、うれしい限りです

本町は「越知町まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき人口減少対策に取り組んでいるが、7月末に町人口は4998人となり、ついに5000人を割り込んだ。
高知県も人口減が進む中、先日、県は「中山間地域再興ビジョン」の骨格案を示し、その中で、10年後に中山間地域の全市町村で34歳以下の若者増を目指すと提示があった。
本町の現状を打破するには、若い世代の定住が極めて重要であると考え、改めて県との連携を深化させていく。

■土木行政
林道栃ノ木大平線において、8月下旬の降雨により山手からの崩壊が発生した。今後、国の災害査定を受け、承認が下りれば順次、復旧工事に取りかかる予定である。
現在、中大平島地区で通行止めとなっている県道伊野仁淀線の災害復旧工事は、8月24日にサクセス工業株式会社と契約し、順調に工事が進めば、令和6年6月頃の完成を見込んでいるとの報告を受けている。

■観光振興
NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」もいよいよ終盤に入った。
横倉山自然の森博物館の4年度の入館者数は、9470人で、5年度の入館者数は、8月31日現在、7954人と、5カ月間で昨年度の8割を超える方にお越しいただいている。
企画展や自然観察会の実施、館内に居ながらにして、横倉山を体感できるVR機器の導入などが好評を得ている。
また、越知町観光協会のトレッキングツアーも、これまで登山や植物採集が趣味といった、どちらかといえばコアなファンの方々をご案内していたが、最近は、らんまんブームに乗ったお客様も増えて、「コオロギランを探しに行くツアー」は、12人の定員いっぱいの予約の日もあり、好評をいただいている。
「らんまん」の放送終了後、シーズンオフを迎えるにあたり、急激な観光客の落ち込みを防ぐため、佐川町と合同で「越知町・佐川町周遊事業」を実施したいと考えている。

■ふるさと納税
令和4年度の4月から8月までの寄附金額1870万1000円に対し、本年度の同期間の寄附金額は、2319万2000円で、449万1000円の増額、対前年比124%となっている。
この好調の主な要因は、返礼品に天然アユを復活させたことが大きく、他には、夏場のスイートコーン人気、野菜セットのお届け回数の増便や返礼品の内容の見直しによるものである。
10月からの制度改正により、寄附金額が減少するのではないかという懸念もあるが、今後も寄附金額が下がらないように新返礼品の開発、近隣市町村とのコラボ企画など創意工夫を重ねながら取り組んでいきたい。

■滝上町との児童交流事業
本年度の夏の交流は7月26日から28日の3日間、滝上町児童・生徒が来町して交流を行った。
本年度は、交流対象とする小学5年生に加え、令和2年度に交流事業を行う予定が、コロナ禍で中止となった中学2年生も加わり、小学生13人、中学生9人、そして清原滝上町長をはじめとする引率者14人の総勢36人で越知町に来ていただいた。
来年2月には滝上町への児童・生徒の訪問交流を計画している。滝上町との相互の訪問を通じて、それぞれの町の自然、歴史、文化を学び、また児童・生徒自身が暮らす町の良さを再認識する機会から、ふるさと教育の推進に取り組んでいく。

■中学生国際交流事業(国内英語研修)
4年ぶりに令和2年度からコロナ禍で行えていなかった中学3年生の国際交流事業を実施した。8月23日から25日の日程で、以前のようなグアムでの研修ではなく、「東京グローバルゲートウェイ」という英会話体験等を行う施設で研修をした。

■終わりに
人口減少そのものは避けて通れないかもしれないが、町の活力は、働く世代と子どもたちの存在が極めて重要である。
町民・町内企業の皆さまにも本町の現状を重く受け止めていただき、雇用や進学・就職等多方面からのご理解ご協力を願い、官民の総力を挙げて人口問題に挑んでいかなければならないと考えている。

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