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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊によるよそもん通信第43号

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高知県越知町

よそもん通信とは、固定概念なくまちの魅力に気付くことができる地域おこし協力隊を「よそもん」と置き換え、その活動内容を町民の方々に広く知ってもらうためのものです。

■移住者インタビュー動画制作 エビハラ(観光振興)
移住から1年が経過しました。活動の一つとして、移住者インタビューの撮影・編集に携わっています。
監修とインタビュアーは企画課の前田さんと西川さん、写真はミギタ隊員が担当。
動画の制作は、前職の経験から大きく変わっており、アナログ時代からデジタルでの作業の違いに戸惑う日々。
動画は一眼レフカメラで撮影しています。一眼レフで動画が撮影できるとは!
ビデオカメラでの撮影が当たり前だった時代からすると感慨深いものがあります。撮った映像は、パソコンで編集。こちらも、多すぎる機能にアタフタしました。
インタビューに応えてくださったのは、和紙作家で、ご夫妻で「和紙おりおり」を営まれている竹山美紀さん。元協力隊で、現在、農業をされている清田健二朗さん。
越知町への移住までの経緯、自然の雄大さ、人のあたたかさ、住みやすさなどについて、話されていたのが印象的でした。
移住を検討する際に、移住先での暮らしを知るためにユーチューブ動画を参考にされる方も多いようです。
おふたりの先輩が伝えたいことを、映像でお伝えすることができたなら、なによりうれしいです。

■北海道滝上町との交流 カトウ(環境保全)
昨年の夏のことです。「北海道の滝上町から小学生がやってくる」とうかがい、大変驚いたことを思い出します。
「なんで?なんで、北海道との交流があるの??」と。
調べてみると、明治時代に越知町から北海道の開拓をしに行ったことが、滝上町に住む一部の方のルーツだと分かりました。なんと飛行機も新幹線もない時代に、高知から北海道へ移り住んだ人がいたのです。衝撃を受けました。
さて、先月、職員研修にて滝上町へ視察交流する機会をいただきました。お互いの活動の情報交換や町のPRが目的です。
滝上町は、一面の芝ざくらやハーブが広がり、とてもいい香りのする町でした。妊婦の方やお子様連れ、ご高齢の方も観光のしやすい町にしたいという願いで、「ユニバーサルツーリズム」を推進しています。特に私が感銘を受けたことは、視覚障害者にも香りを通して観光を楽しんでいただく試みでした。お土産には、特産品であるミントを使ったものが多くあり、食品、入浴剤、フレグランススプレーなど香りを堪能できるものが好評を博していました。
北海道は、農地も森林もとにかく広大です。資源がたくさんあるように見えますが、長い年月をかけてつくられた土壌や樹木は、決して無限ではありません。環境を保全していこうとする意識があってこそ、豊富な資源に恵まれるのだと感じました。
植林の苗木を一本ずつ手作業で植え替えていくなど、地道な活動も見られました。さらに、芝ざくらの保全も雑草を全て手作業で抜いていく風景も目の当たりにしました。私も越知町の環境を守っていくことを継続したいと考えました。
越知町のことをもっと知っていただきたいという思いで、芝ざくらまつりにて出店させていただきました。芋けんぴ、サンショウを使ったお菓子やしば漬けなどを滝上町の協力隊と一緒に販売し、瞬く間に完売となりました。
遠く離れた場所にも友がいる。今後も、友好交流町の滝上町と越知町のご縁が、末永く発展していきますように。

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