らんまん記念 横倉山見てある記(11)

48／54

■アケボノソウ(リンドウ科)
9月の中旬から下旬にかけて、横倉山で少し明るくて湿り気のある場所を探してみると、うっすら緑を帯びた白色の花に出合えるはずです。この植物、名をアケボノソウといいます。5つに分かれたようにみえる花びらには黄緑色の点が2つ、加えて黒紫色の細かな斑点がいくつかあります。アケボノソウという和名は、この黒紫色の斑点を夜明けの空に見立ててつけられたそうです。また、黄緑色の点は蜜腺溝というもので、ここから蜜を分泌するため昆虫がよく集まってきます。
人にも虫にも大人気の植物です。

お問い合わせ先：横倉山自然の森博物館
【電話】26-1060