令和5年度決算が一般会計をはじめとする9の会計について、9月定例会で認定されました。
その決算の概要および財政の状況についてお知らせします。
■一般会計歳入・歳出
令和5年度の歳入総額は52億2533万円、歳出総額は50億8432万円となり、前年度比で歳入は1・9%の減少、歳出も1・8%の減少となりました。歳入歳出差引額は1億4101万円で、翌年度へ繰り越すべき財源3860万円を除く実質的な収支は1億241万円の黒字となりました。
歳入の内訳は、国や県に頼った依存財源が78・9%、町でまかなう自主財源が21・1%となっています。
歳入の約半分を占める地方交付税は、前年度と比較して815万円減少となりました。歳入の大部分を国や県の財政支援に依存した脆弱(ぜいじゃく)な財政体質であることから、町税などの自主財源の確保に努めなければなりません。
歳出の内訳は、性質別に見ると、人件費・扶助費・公債費の「義務的経費」は20億4720万円で歳出全体に占める割合は40・2%となっています。そのうち借金を返済する公債費は7億2658万円で昨年度より4115万円減額しました。
また道路や公共施設の建設等の経費「投資的経費」は7億4543万円で、全体の14・7%、そのうち普通建設事業費は前年度と比較して2842万円増加して6億9476万円となりました。令和5年度に実施した主な事業と決算額は下記のとおりです。
※各項目の金額は四捨五入しており、合計と一致しない場合があります。
※( )内の数字は構成比
■主な事業と決算額
▽総務費
国土調査費:9,689万円
ふるさと寄附金事業:9,167万円
集会所・集落整備事業補助金:3,271万円
▽民生費
障害福祉サービス事業:1億1,332万円
電力・ガス・食料品等価格高騰:1億294万円
重点支援給付金事業あったかふれあいセンター事業:1,984万円
▽衛生費
高吾北広域町村事務組合負担金:1億2,238万円
谷ノ内地区給水施設整備工事:4,484万円
新型コロナウイルスワクチン接種事業:1,554万円
▽農林水産業費
森林経営管理事業:4,047万円
中山間地域等直接支払事業:2,616万円
多面的機能支払交付金事業:605万円
▽商工費
観光事業:3,614万円
仁淀川を活かした体験型観光強化事業:2,427万円
地域振興券事業:1,587万円
▽土木費
社会資本整備総合交付金事業:3億4,583万円
道路メンテナンス事業:5,523万円
道路橋りょう維持修繕費:4,221万円
▽消防費
非常備消防費:2,961万円
消防施設費:1,410万円
▽教育費
町民総合運動場グラウンド改修工事:2,556万円
子どもの未来を拓く教育研究事業:1,612万円
通学対策費:1,280万円
▽災害復旧費
災害復旧事業:5,067万円
▽公債費
定期償還元金:7億1,030万円
定期償還利子:1,625万円
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