■カツラ(カツラ科)
杉原神社と横倉宮の中間地点には、立派なカツラの木が2株そびえたっています。この2株は町指定天然記念物に選ばれていて、北株の推定樹齢は250年、南株に至っては400年を超えているといわれています。
カツラは雌雄異株の落葉高木で日本固有種です。生きた化石ともいわれており、材が緻密で良質なことから和楽器や碁盤などさまざまなものに利用されてきました。別名「香の木」とも呼ばれており、秋に黄葉した葉にはほのかな甘い香りがあり抹香が作られたことに、その別名は由来するそうです。秋に横倉山に登るときは、香りを楽しんでみたいですね。
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