■コミヤマカタバミ(カタバミ科)
今回紹介するのは、コミヤマカタバミという植物です。春を待ち遠しく感じる今日この頃。杉原神社の周辺でもちらほらと愛らしい形の緑の葉に交じって、白い花が姿を見せ始めるころでしょうか。
本来主に亜高山帯に生育する多年草ですが、横倉山でも見ることができます。葉はハート形の3つの小葉からなり、花の時期にはその間に高さ数センチの花茎が伸びてきて、先端に白い花を一つ付けます。横倉山での見ごろ自体は基本的に4月中下旬ごろです。なので今の時期みられるものは、かなりのせっかちさんなのです。春が待ちきれない気持ちは、人間も植物も同じなのかもしれませんね。
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