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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊によるよそもん通信第53号

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高知県越知町

よそもん通信とは、固定概念なくまちの魅力に気付くことができる地域おこし協力隊を「よそもん」と置き換え、その活動内容を町民の方々に広く知ってもらうためのものです。

■無事開業しました!クリス(PR・デザイン・観光)
みなさんこんにちは、PR担当のクリスです。すっかりあたたかくなって半袖で過ごすことも増えて、夏の気配を感じる時季となりましたね。
さて、自分も協力隊の期間が折り返し地点となり、卒業後の次なる生活に向けての準備を進める頃となりました。鎌井田で昨年9月にオープンした宿、カルペディエム鎌井田はこれまでにたくさんの方にお越しいただきました。県外の方が多く、家族や友達のグループで高知県や四国を旅行しに来られる方が大半です。みなさん越知町での滞在を大変喜んでいて、今後も何とか宿を経営しながら生活ができる見込みと自信がつきました。
また、卒業後、自分で新しい住居にも引っ越しをしなければなりません。越知町に移住する前は希望として、町中ではなく、山や川に近い集落などに住みたいと思っていましたが、息子もまだまだ幼く、生活の利便性を考えると、スーパーや町の施設に近いほうがいいと思い、町中に住もうと思っています。
これからも町のためにできることを精いっぱいやっていこうと思っていますので、ぜひ応援とともに優しく見守っていただければ幸いです。

■遊びは自然体験の入り口 カトウ(地域活動支援・地域活性化)
越知町に移住をして、3度目の春。地域おこし協力隊として最後の年がスタート。つい先日、卒業された協力隊の先輩からこんな言葉をいただきました。
「2年間過ごして、やっと本当に自分のやりたいことが見つかるんだよ」
私もまた、ようやくやりたいことが見えてきました。それは、この豊かな自然環境を守り、次世代へ伝えていくことです。
越知町では「木育」を推進しています。「木育」は、子どもだけでなく、全ての人が「木とふれあい、木に学び、木と生きる」取り組みです。木を身近に使っていくことで、木や森との関わりを考えていくことが目的です。
特に、私は「遊び場づくり」に力を入れてきました。この春、すでに3つの企画を開催しました。
1つ目は、本の森図書館でのひなまつりイベントです。自然のものでひな人形をつくるワークショップです。参加者23人が作ったおひなさまとおだいりさまは、おかみさん会のご協力のもと、商店街に飾っていただきました。
2つ目は、小学校の課外活動「なないろキャンパス」です。学校内に植えられた樹木の名前を調べて謎を解くワークショップです。3人の子どもたちが挑戦しました。名前には、その木の特徴を表すものがあります。興味を持つきっかけになったようです。
3つ目は、3月16日に宮の前公園で開かれた「シーニックキャンプ」。120人が集まってのキャンプイベントです。他の隊員や職員と協力し、親子の自然遊び広場をつくりました。中でも人気だったのが、たき火体験。木は燃料としても活用できることを遊びながら体験しました。
遊びは、自然体験の入り口です。引き続き楽しい機会をたくさんつくっていきます。

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