よそもん通信とは、固定概念なくまちの魅力に気付くことができる地域おこし協力隊を「よそもん」と置き換え、その活動内容を町民の方々に広く知ってもらうためのものです。
■古生物復元画の世界
ミヤジ(横倉山自然の森博物館の活性化)
こんにちは、横倉山自然の森博物館の活性化がミッションのミヤジです。
今回は7月6日(土)から開催予定の企画展、「古生物復元画の世界」についてのお話をします。
たとえば、図鑑に載せるような生きものの画像を準備するとき、どうするでしょうか?今も生きている生きものであれば、写真を準備できます。また、実物を見ながら生き物を描くこともできます。
ところが、古生物においては絶滅しているものがほとんどです。残されている情報は化石から得られるようなわずかなものです。そのような場合にはどうやって絵を描くのか?と疑問に思うのではないでしょうか。
なんと、今回の企画展では、科学的な知見に基づいた復元画作成のプロセスなどを紹介します。また、実際に描かれた復元画の展示や作成に用いる道具の展示など盛りだくさんの内容です。
どうして私がこの企画展のお話をしたのかというと、今回の企画展は横倉山自然の森博物館にやってきて初めて、私がメイン担当学芸員として調整させていただいている企画展だからです。現在、当館には、私を含め2人の学芸員がいるのですが、これまでの企画展に関しては、アシスタント側として設営や運営に従事させていただきました。その中で運営にまつわる流れを教わってきたので、今回、実地訓練ということでメイン担当をさせていただきました。外部の方と相談をしながら実際に進めてみると、いろいろと未熟な面を実感しますが、手厚い補助の中、一生懸命に計画を進めているところです。
子どもから大人まで、幅広い世代の方が楽しんでいただける内容だと思いますので、ぜひ、この機会に博物館へ足を運んでくださいね。皆さんのご来館を楽しみに、博物館でお待ちしています。
■「越知の風景」ユーチューブで公開
エビハラ(観光振興)
昨年10月から町のPRの一環として、越知町公式ユーチューブに「越知の風景」というタイトルで、ショート動画を公開しています。
移住者としての視点で、変化していく風景を切り取り、撮影・編集をしています。
住み慣れたみなさんは、いつも見慣れている風景だよと感じる方が多いかと思いますが、私にとってはいつまでも越知の日常の風景に美しさを感じています。
仁淀川の穏やかな流れ、中仁淀橋から見える横倉山、雲がたなびく集落の風景、山から立ち上る山霧など。
特に、光が変化していく早朝や夕暮れどきの風景は格別です。
印象派は光が変化していく瞬間の美しさを表現しましたが、絵画のような風景に出合い、立ち止まるときもあります。
3月は、野老山地区の花桃を撮影しました。地元の人たちが耕作放棄地で荒れていた棚田を切り開いて1本ずつ植えていったとのこと。美しく咲き誇るだけでなく、次世代へとつながっていくストーリーを感じました。
越知町公式ユーチューブは本紙左記の二次元バーコードを読んでいただくか、ユーチューブで「越知町」と検索してご覧ください。チャンネル登録、高評価もよろしくお願いします。
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