「過労死等」とは、業務における過重な負荷による脳・心臓疾患や、業務における強いストレスによる、精神障害を原因とする死亡や疾患のことです。
「長時間の労働」や「職場でのいじめ・嫌がらせ」を原因とする過労死などの問題は深刻であり、事業主は最優先で次の対策に取り組む必要があります。
◆長時間労働の削減
労働時間の管理方法や業務分担など幅広く見直しを行い、36(さぶろく)協定の内容を守って、時間外・休日労働の削減に取り組みましょう。
◆長時間労働者に対する面接指導の充実
長時間労働者に対して医師による面接指導を実施し、健康管理にかかる措置を徹底しましょう。
◆年次有給休暇の取得
促進年休を取得しやすい職場環境・雰囲気・体制づくりに取り組みましょう。年休は、1年で最低5日は取得する必要があります。
◆メンタルヘルス対策の推進
相談窓口設置、社内研修の実施による社内の理解促進、年に1回のストレスチェックなどの取り組みを積極的に行いましょう。
◆職場のハラスメント防止
ハラスメントに関して、「未然防止のための取り組み」から「発生した場合の再発防止対策」まで一連の取り組みが必要です。
◇鳥取県最低賃金改正(令和5年10月5日以降900円)についても留意しましょう。
※民間事業所のご相談を受け付けます。
問合せ:倉吉労働基準監督署
【電話】22-6274
■市の取り組み
・勤務管理システム(タイムレコーダー)により勤務実態を正確かつ迅速に把握
・時間外勤務が多い職場における業務改善計画の作成
・長時間勤務を行った職員に対し産業医による面接指導の強化
・管理職員による業務マネジメントの実施
・ストレスチェックの実施
・安全衛生委員会における長時間労働による健康障害防止対策の検討・実施
・定期的に「係の会」を行い業務の進捗状況の共有
問合せ:
倉吉労働基準監督署【電話】22-6274
職員課【電話】22-8164【FAX】22-1087
<この記事についてアンケートにご協力ください。>