◆県指定保護文化財(彫刻)
木造薬師如来立像(やくしにょらいりゅうぞう)
大日寺に安置されている薬師如来立像。ヒノキまたはカヤ材の一木(いちぼく)造りで、像高(ぞうこう)152cm。平安時代中期から後期頃に造られたものです。衣の紋様の彫りが浅く、両ひざに同心円状の紋様があるのが特徴です。
場所:大日寺(桜)
※見学希望は事前に大日寺(【電話】28-5081)へ申込みが必要。
大日寺は、平安時代の承和8(841)年、慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)の創建とも、永延2(988)年、恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)の創建とも伝えられる天台宗の古刹(こさつ)です。平安末期から鎌倉時代にかけて栄え、上院・中院・安養院の三院を中心に大伽藍(がらん)が並び、300宇の坊舎を有していたと伝わっています。
問合せ:文化財課
【電話】22-4419【FAX】22-2303
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