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自治体の皆さまへ

年頭のごあいさつ

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鳥取県倉吉市

■元気な倉吉をつくるために
[倉吉市長 広田一恭]
明けましておめでとうございます。市民の皆さまにおかれましては、お元気で新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
就任2年目となった昨年は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、地域経済の回復を見込む中でようやく交流人口、関係人口などを創出し、定住人口の増加に繋げる取り組みに本格的に着手することができました。最重点の若者定住施策については、従来の取り組みに加え、住宅取得支援制度の創設や拡充、さらに、市内事業所への就職を機に本市に転入した若者の奨学金返還を支援する制度も立上げ、県の支援制度と合わせると全額免除も可能となる制度としたところです。これら市内事業者の人材確保にも繋がるIJUターンへの手厚い支援制度の周知などに努め、引き続き若者が住み続けたい、帰って来たいと思うふるさとづくりを推進してまいります。
昨年は、倉吉市市制施行70周年を迎え、多くの先人に感謝し記念式典を盛大に開催するとともに、62年ぶりとなる「倉吉じんしょ」を復活させての打吹まつりなど多くの記念イベントも開催し、市民の皆さまと本市のさらなる発展と活気のある元気なまちづくりを図る契機とすることができました。また、韓国羅州(ナジュ)市との国際都市間姉妹結縁協定締結30周年を迎え、尹炳泰(ユンビョンテ)市長、李湘晩(イサンマン)市議会議長と引き続き交流を深めていく交流宣言を交わしました。10月には米子・ソウル国際定期便も4年ぶりに再開され、台湾、香港などにも周辺4町と連携してプロモーションを行うなど、コロナ後の中部地域におけるインバウンドの増加に取り組んでまいります。
昨年8月の台風7号は、小田の天神川水位観測所で伊勢湾台風に次ぐ戦後2番目の流量を記録する豪雨で、約2万世帯に避難指示を発出し、上井地区では床上浸水も発生する大きな被害を受けました。令和3年7月の豪雨でも西倉吉地域などで大きな浸水被害が発生し、当地域の大規模な貯水池の設置や雨水幹線の設置にも昨年着手したところであり、国や県とも連携し災害のない安全、安心なまちづくりも計画的に進めてまいります。
活気あふれる元気な倉吉を目指す上で大きな期待が寄せられている県立美術館は、来年3月30日の開館に向けて最終準備が進められています。県立美術館は、倉吉を大きく発信できる象徴的な施設であり、開館後には県内外から多くの人が訪れ、また、リピーターへと繋げる大きなチャンスです。チャンスを生かすため、来訪者を赤瓦や円形劇場、小川氏庭園など周辺の素晴らしい観光資源へと導き倉吉らしい周遊滞在型観光に繋げる準備も最終段階となります。低速の電動車を活用した新たな移動サービスの導入検討などを引き続き進めるとともに、地域を挙げての来訪者へのおもてなしの向上にも努めてまいります。昨年は、『倉吉本』を作成するなど市民自らも倉吉の歴史、文化、食など倉吉の素晴らしさを再確認していただく取り組みを進めましたが、引き続き市民の皆さまにも倉吉の良さをアピールしていただく広告塔としてご協力をお願いします。さらに、ソフト、ハード両面において、官民挙げてのおもてなし体制を整えていこうと思いますので、ぜひご協力よろしくお願いします。
広田市政も折り返して3年目を迎えますが、市民の皆さまとともに元気な倉吉づくりに引き続きしっかり取り組んでまいりますので、ご支援、ご協力よろしくお願いします。
最後になりますが、今年1年が災害のない健康で実り多い年になりますことを祈念し、年頭のごあいさつとさせていただきます。

■新たな気持ちで本市発展のために
[倉吉市議会議長 福谷直美]
明けましておめでとうございます。市民の皆さまにおかれましては、穏やかな新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
また、旧年中は市議会に対し、ご理解とご協力を賜り、心よりお礼を申し上げます。
さて、長い間、猛威を振るってきた新型コロナウイルス感染症も昨年の5月8日には5類感染症に移行し、マスクをはずしている方を多く見かけるようになりました。
また、10月25日には米子ソウル便が復活するなど、途絶えていた人の流れが活発になってきています。本当に喜ばしい限りであり、本年は人流・物流などのさらなる復興が期待できると考えています。
世界情勢では、ロシアがウクライナに侵攻し、今年で2年近くになります。また、昨年の10月にはパレスチナとイスラエルとの紛争が勃発するなど、世界情勢は混沌としており、その解決の道筋が全く見通せない状況です。
世界を暗い雰囲気が覆っている状況ではありますが、本市にとっては、本当に明るい話題がありました。
本市出身の「落合」関が昨年一月場所で大相撲初土俵を踏み、次の三月場所では、史上最速で新十両となり、七月場所では新入幕で四股名を「伯桜鵬(はくおうほう)」に改め、最後まで優勝争いを演じました。惜しくも優勝は逃しましたが、敢闘賞と技能賞のダブル受賞となり、史上最速での三賞受賞となりました。
現在は、けがの治療で休んではいますが、完治すれば、本市から「琴櫻(ことざくら)」以来の横綱が誕生する日もそう遠くないと期待しています。
市政におきましては、懸案であった小学校校名問題が解決し、4月からは「成徳小学校」が「打吹小学校」として新たなスタートを切ることとなりました。
行政と議会、そして市民の皆さまが意見を出し合い、共に歩むことで、大きな問題を一つ解決できたのではないかと考えています。
市議会といたしましては、今後とも、市の意思決定機関として、また行政の監視機関として、その役割を十分に発揮しながら、市民の皆さまの福祉の向上および市政の発展に寄与するため、全議員が一丸となって皆さまの声を丁寧に聞きつつ、取り組んでまいりたいと考えております。
2年前に設置した議会改革推進特別委員会では、議会基本条例の制定、議会BCP*の策定、タブレット端末の導入などを実施するとともに、常任委員会を整理し、予算案件と決算案件を専門で審査する予算決算常任委員会を新設しました。
議会改革は止まることは許されません。昨年9月には、第2次議会改革推進特別委員会を発足し、定例会の会期のあり方、常任委員会の手法、議案説明会の運営方法、議会基本条例の具体的運用、議員定数、通年議会などを協議・検討していくこととしています。
進捗については、その都度、ホームページなどを通じて、市民の皆さまにお知らせしつつ進めていきたいと考えています。
議員、一人一人が、自身の役割を改めて自覚し、新たな気持ちで、本市発展のために、市民の皆さまと共に取り組んでまいる所存でありますので、本年も市議会に対し、さらなるご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、本年が皆さまにとりまして幸せで実り多く、飛躍の年となりますことを心より祈念し、新年のごあいさつとさせていただきます。

*議会BCP(Business Continuity Plan)…大規模災害や新型感染症などが発生した場合でも、議会の機能を停止することなく、議会運営するための計画

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